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食肉市場まつりが開催されました!

「え、もう始まってる?!」「こっちだよ早く!」 品川駅コンコースを抜けた先でそんな声を聞き、今年も大盛況だと確信した。あまりの行列のため、開場時間の10時を待たずして、人々は次々と入口のアーチに吸い込まれていった。
10月18日(土)、食肉市場まつりの盛大な幕開けである。(例年通り10月19日(日)と合わせて2日間の開催)

東京都中央卸売市場食肉市場
品川駅港南口より徒歩3分。東京都中央卸売市場で唯一食肉を取り扱う市場で、と場を併設。ここでの価格は、全国の食肉取引の目安とされ、取扱い規模も全国一を誇る。
都における流通拠点である食肉市場のPRや食肉の消費拡大のため、毎年食肉市場まつりを開催。年ごとに協賛県の銘柄牛をメインに据えて、食肉の販売や試食、各種イベント等を行っている。今年で33回目をむかえる。

食肉市場正門

今年の協賛県は佐賀県。そして今年の銘柄牛は、「佐賀牛」である。柔らかな赤身にきめ細やかなさしが入った肉質、その中でさらに一定の規格を満たした黒毛和牛のみが「佐賀牛」と呼ばれる。

美味しさは国境を超えると言うが、この佐賀牛は香港で人気を博し、アメリカやドバイなどでも名が知られてきているという。佐賀の人々の情熱が実を結び、選ばれし佐賀の牛たちは「SAGAGYU」として海を渡ったのだ。

さて、まつりに話を戻そう。大まかなまつりの流れは、昨年の開催報告のページに譲るが、今年も開場早々、精肉販売のブースには大行列。中には購入したお肉をスーツケースいっぱいに詰め込む人の姿も。もはやスーツケースがさながら牛に見えてくるから凄い。ご近所に配るもよし、冷凍して長く楽しむもよし、美味しいお肉は買えば買うほど幸せを届けてくれるのだ。

そして最も人を集めたのは、何と言っても試食コーナー。先にご紹介した「佐賀牛」のしゃぶしゃぶや、モツ煮込み、銘柄豚のとんかつに焼肉・・・これでもかとお肉のラインナップが押し寄せてくるからたまらない!今年こそは筆者も試食レポートをと意気込んでいたが、この行列を前に泣く泣く断念せざるを得なかった。来年はプライベートで、と密かに心に誓った。

試食コーナー

試食コーナーは大行列!

お肉を美味しく食べるためには、味もさることながら、食べる前の衛生環境にも気を遣うのが大人のマナーというもの。食肉市場まつりでは、そんな更なる高みを目指す方々に向けて、芝浦食肉衛生検査所の主催で、手洗い講習会やお肉を安全に食べるための講習会が実施された(概要は芝浦食肉衛生検査所HP)。

手洗い講習会では、正しい手洗いのポイントが3つ示された。①流水を使う②石鹸を使う③清潔なタオルで手を乾燥当たり前のようだが、どれか一つが欠けてもいけない。参加者2名による手洗い実演があり、概ね綺麗に洗えていたが、どちらも手の甲が洗い切れていなかった。こういったところも、手を清潔に保つために生かしたいポイントだ。

そして、お肉の衛生講習会では、近年問題となっている肉の生食について講話があった。肉の生食は皆さんが思っている以上に様々な問題があり、正しい知識を持っていないと、楽しい食卓も一変してしまう。

まず、生食できるのは牛肉(生食用)、馬肉(生食用)と表示された食肉のみ。それ以外の食肉は「生食用」ではないのだ。そして調理などで生肉を扱うときは、このことを心がけよう。

「菌をつけない!ふやさない!やっつける!」

お肉に触れるのは専用のトング等を使い、肉を触った手で触れたまま野菜などを触らない。保存は素早く冷蔵庫に入れ、早めに使い切る。そして、よく焼く!手洗いも含め、これら衛生上の注意を守って、健やかで美味しいお肉ライフを満喫してほしい。

手洗いの実践

日頃の手洗いを実演チェック!

お肉の情報館

お肉の情報館も開館!

おわりに
食肉市場まつりは、晴天にも恵まれ、2日間でのべ3万人もの方々にご来場いただきました。本当にありがとうございます。佐賀牛をはじめとした美味しいお肉に触れていただき、食肉市場の役割や、産地からの恵みに少しでも思いをはせていただければ幸いに思います。

正門

ご来場ありがとうございました!

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