花き
全国各地から集まってきた美しい花たち。市場は花の香りでいっぱいです。
切花や鉢花などの観賞用の植物を「花き」といいます。この「花き」も生鮮食料品などと同じ様に、保存が難しく、生産量が自然条件により左右され、価格が変わりやすいという特性を持つため、中央卸売市場の「花き部」で取引きされ、皆さんの街の花屋さんに運ばれます。
荷おろし(午後11時頃)
全国の花の産地からいろいろな切花やは鉢花が入荷します。到着した品物は卸売業者が受け取り、段ボール箱に入った切花やコンテナに入った鉢花が卸売場にならべられます。
定温倉庫で取引きをまつ花々
(午前3時頃)
花は保存がききません。いきいきした花の鮮度を保つために、一定の温度を保ちながら定温倉庫でせりが始まるのを待ちます。
取引に備えての花々の下見
(午前6時30分~7時)
仲卸業者、売買参加者は全国から届いた花々を入念にチェックし、あらかじめ買いたい花々を選び、いくらぐらいで買おうかを決めて、これから始まる取引に備えます。
オークション(=せり)の始まり
(午前7時00分)
花の取引では「せり」をオークションと呼ぶようになりました。花き市場のオークションは、「せり時計」と呼ばれる電光掲示板に花の情報が表示され、商品見本を見ながら取引を行います。 買い手は、手元のボタンで値段を決め、買いたい花きをせり落とします。
仲卸売場(午前6時~午前12頃)
場内には仲卸業者の店があり、売買参加者以外の街の花屋さんたちは、ここで花を仕入れることができます。
街の花屋さんへ(午前10時頃~)
こうしてさまざまな花が街の花屋さんに運ばれ、皆さんの目を楽しませてくれます。