青果

青果物の入荷は、せり等の行われる前日から夜中にかけて全国各地からトラックなどで運び込まれ、到着した品物は、卸売場に並べられます。午前0時から相対売が開始され、6時30分頃からせり売が開始されます。
夜明けとともに、あわただしく行き交う人や車で卸売市場は賑わい、次第に活気にあふれます。数千トンもの商品がわずか2時間ほどの間に取引され、都内をはじめ、周辺都市へと出荷されていきます。

荷おろし（前日午後3時～真夜中）

産地からいろいろな野菜や果物が入荷します。到着した品物は卸売業者が受け取り、野菜や果物が品目別・等級別に区分けされ、段ボール箱に入ったまま卸売場にならべられます。

せりに備えて品物の下見（朝5時）

仲卸業者、売買参加者は野菜やくだ物の入った段ボール箱品物に書かれた産地や等級などを丹念に調べて、あらかじめ買いたい品物を選び、いくらぐらいで買おうかを決めて、これから始まるせりに備えます。

せりの始まり（朝6時30分）

いよいよせりの開始です。 朝6時ごろから8時ごろにかけて市場はせりで活気づきます。 野菜やくだ物のせりは「固定ぜり（写真）」と「移動ぜり（写真）」の2種類があり、「固定ぜり」は「見本ぜり」ともいわれ、せり人が品物の大きさや数量を小さな黒板に書いて順番に売っていきます。 「移動ぜり」は全部の品物を見せながらの、次々と移動してせりを行います。 「移動ぜり」では一人のせり人を多くの仲卸業者が囲んでせりを行います。仲卸業者、売買参加者は大きさや品質を見極めながら、品物を次から次へとせり落とします。

積み込み（朝8時）

フォークリフトやターレットによって、野菜や果実がスピーディーに買出人の車へと積み込み、やお屋さんなどの買出人は、仲卸業者たちから買った品物を、自分のお店に運びます。 このようにして、皆さんの街に新鮮な野菜や果実が届けられます。