「市場めぐりバスツアー」(5月21日)の開催報告
平成23年5月23日
東京都中央卸売市場
5月21日、築地市場、大田市場、豊洲新市場予定地をバスで巡りながら、現在市場が抱えている課題や今後求められる機能について理解を深めてもらう「市場めぐりバスツアー」が、一般公募された都民を対象に行われ、56名の方が参加しました。
まず、築地市場では、開場から76年が経ち施設の老朽化が著しいこと、鉄道輸送を前提とした施設構造のため現在のトラック輸送に対応した動線が確保されていないことなど、築地市場が抱える課題について説明が行われました。
次に、平成元年に開場した大田市場では、築地市場には整備されていない見学者通路から、トラック輸送の流通環境に対応した屋根付積込場や広々とした卸売場などについて説明が行われました。
その後、豊洲新市場の事業計画や土壌汚染対策について、スライドやパネルを交えながら説明が行われ、最後に豊洲新市場予定地を見学しました。
また、移動中のバス内では、神田市場から大田市場への移転を経験された市場関係者の方々から、当時の体験や市場移転についての考えをお話いただきました。
見学終了後のアンケートでは、「大田市場と築地市場両方の良いところを豊洲に表現してほしい」や3月の東日本大震災を受けて「地震対策を十分やって欲しい」などの声が寄せられました。
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