アンケート集計結果をお知らせします<市場水産物部関係者による小名浜魚市場の視察>
平成25年11月29日
東京都中央卸売市場
東京都中央卸売市場は、11月13日、東京都中央卸売市場は被災産地支援研修会を福島県いわき市で行い、現地での放射性物質検査体制の視察や漁協関係者等との意見交換などを通じて、安全・安心の取組みを実際に見聞きすることで、風評被害の解消に繋げるとともに、出荷関係者への支援を目的とした研修会を実施しました。
この度、11月28日に掲載した開催報告に続き、参加者のアンケートを取りまとめましたので、お知らせいたします。
概要
1.研修日時
平成25年11月13日(水)
2.研修先及び内容
いわき市地方卸売市場小名浜魚市場
県から検査体制及び現況の説明、質疑応答、意見交換、自主検査所の視察
3.参加者数
62名
4.参加者等
東京都中央卸売市場 築地市場、大田市場、足立市場の水産物部小売業者を中心とした市場関係者
アンケート集計結果
問1 福島県が実施している検査体制について理解できましたか(回答61)
- 理解できた 73.8%
- ほぼ理解できた 26.2%
- あまり理解できなかった 0%
問2 いわき市漁協での検査体制等や取組みについて理解できましたか(回答62)
- 理解できた 75.8%
- ほぼ理解できた 24.2%
- あまり理解できなかった 0%
問3 研修に参加して被災産地の水産物を安心して販売できると感じましたか(回答62)
- 安心して販売できる 20.3%
- 販売できるが消費者の理解が必要 79.7%
- まだ安心できない 0%
問4 風評被害を減らすために何が必要だと思いますか(回答62、複数回答)
- 検査体制、放射性物質の正しい理解 40.3%
- 積極的な販売(消費)24.2%
- 生産地での取組みのPR 46.8%
- その他 21.0%
(その他の主な意見)
- 積極的なメディア利用、消費者の理解
- 正しく分りやすい情報発信
- 国の支援、PRが必要
※結果(%)は回答者数に対する割合
研修会に参加しての感想(主な自由意見)
- 現地での真剣で積極的な取組みが理解できた。末端まで理解してもらうために時間はかかると思うが、自分たちも積極的に伝えていきたい。
- 福島県産の安全性が確認できた。充実した検査体制のもと出荷される物は、かえって他県産の物より安全性が高いとも言える。後は消費者への正しい情報伝達が必要である。そのために我々も努力をしなければならない。
- 被災産地の水産物を自信を持って販売したい。
- 大変参考になった。もっと生産地での取組みをPRしていくことが大事である。築地でこの取組みを伝えたい。
- 消費者の理解を得るため、国等行政によるPRがもっと必要だと思う。我々も消費者の理解を得るのは大変だが、積極的に説明していきたい。
- 我々市場関係者のレベルでは理解を得られたと思うが、消費者の理解が得られないのが現状だと思う。もっとPRし風評被害を無くしていくことが重要である。