2015年正月用品の見通し(水産物)
平成27年12月17日
東京都中央卸売市場
鮮魚・冷凍14品目
概況
入荷量:鮮魚や冷凍品の一部でやや少ない品目もありますが、全般的には昨年並みとなる見込みです。
価格:水揚げの減少、原料費や運送費等の高騰、円安の影響もあり、輸入品や加工品を中心にやや高いものが多くなる見込みです。
安い
昨年並
高い(かなり高い)
やや安い
やや高い
品目 ※品名をクリック すると拡大写真が見られます。 | 主要産地 | 見通し (築地市場せり人のコメント) | 卸売価格 の見通し (昨年比) | 食べ方 |
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生鮮クロマグロ |
(天然) 北海道 青森 ほか (養殖) 鹿児島 長崎 ほか |
天然物の入荷は水揚げ次第ですが、養殖物は昨年並みかやや少ない入荷が見込まれます。 価格は、天然物は入荷状況や魚体の品質次第では高くなり、養殖物もやや高くなるでしょう。 ただし、輸入の養殖物は数量も多く、お手頃になる見込みです。 |
(天然) (養殖) |
刺身 |
生鮮メバチマグロ |
千葉 宮城 |
不漁が続き水揚げが少ない中、魚体の品質によっては価格差が広がる傾向にあります。 数少ない良品は価格が一段と高くなりますが、入荷の大部分を占める並品は昨年並みとなるでしょう。 |
刺身 | |
冷凍クロマグロ |
大西洋 (アイルランド沖・ニューヨーク沖) |
需要が多い割に少ない入荷が見込まれ、価格は昨年よりやや高くなるでしょう。 また、良品は一段と高くなるでしょう。 |
刺身 | |
冷凍メバチマグロ |
太平洋 大西洋 インド洋 |
不漁が続き水揚げが少ない中、魚体の品質によっては価格差が広がる傾向にあります。 数少ない良品は価格が一段と高くなりますが、入荷の大部分を占める並品は昨年並みとなるでしょう。 |
刺身 | |
冷凍ミナミマグロ |
インド洋 (シドニー沖 ほか) |
漁獲割当量が増加されたことにより、数量は潤沢にあります。 昨年より多い入荷が見込まれ、価格は昨年並みかやや安くなるでしょう。 |
刺身 | |
冷凍キハダマグロ |
太平洋 大西洋 インド洋 |
昨年より少ない入荷が見込まれ、価格は昨年並みかやや高くなるでしょう。 | 刺身 | |
養殖ハマチ |
鹿児島 愛媛 大分 ほか |
昨年より在池量が多く、浜値が安い傾向にあります。 天然ブリの水揚げにもよりますが、価格は昨年よりやや安くなるでしょう。 ※在池量・・・養殖業者が生簀で育てている量 |
刺身 照り焼き しゃぶしゃぶ |
|
養殖カンパチ |
鹿児島 愛媛 香川 ほか |
夏場に成長が遅れ気味でしたが、 秋から冬にかけて順調に生育し例年並みになりつつあります。 価格は昨年並みとなるでしょう。 |
刺身 | |
養殖マダイ |
愛媛 熊本 静岡 ほか |
昨年より在池量が少なく、浜値が高い傾向にあります。 魚体の大きさにもよりますが、価格は昨年より高くなるでしょう。 |
刺身 塩焼き 煮付け |
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煮ダコ |
モーリタニア ほか |
主産地である西アフリカ産の供給量は回復しましたが、 生産コストの増加や円安の影響等もあり、 価格は昨年並みかやや高くなるでしょう。 |
刺身 酢の物 |
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活伊勢エビ |
三重 和歌山 ほか |
全般的に水揚げが少ない中、浜値が高い傾向にあります。 特に少ない小型サイズを中心に、価格は昨年よりやや高くなるでしょう。 |
刺身 焼き物 |
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活車エビ(養殖) |
鹿児島 沖縄 ほか |
全般に稚エビの成長が遅れているため、大型サイズは潤沢にありますが、中型以下のサイズはやや少ない見込みです。 価格は昨年よりやや高くなるでしょう。 |
刺身 塩焼き 天ぷら |
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冷凍煮タラバガニ |
アメリカ (アラスカ) ロシア |
密漁・密輸規制の強化によりロシアでの供給量が激減している中、かつてない高値となっています。 アラスカ産の供給量は昨年並みの見通しですが、ロシア産の影響を受け高値で推移しています。 円安の影響もあり、価格は昨年より高くなるでしょう。 |
解凍後生食 焼きガニ 鍋 |
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冷凍煮ズワイガニ |
アメリカ (アラスカ) ロシア カナダ |
規制強化中のロシア産に加えアラスカ産も減少したことから、円安の影響もあり、価格は昨年より高くなるでしょう。 | 解凍後生食 焼きガニ 鍋 |
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冷凍エビ |
アルゼンチン インド インドネシア ほか |
各国での順調な水揚げにより、供給量は増加傾向にあります。 例年並みの入荷が見込まれ、価格は昨年よりやや安くなるでしょう。 |
刺身 塩焼き てんぷら フライ |