野菜に込められた想いで、農家と都民がつながります。
「豊島市場の提案　想いをつなげる市場（いちば）へ」がはじまります。

平成27年2月 5日
東京都中央卸売市場

豊島市場は、作り手である産地の想いと市場の知識を野菜にのせて都民にお届けすることで、「野菜に込められた想いとともに食事を楽しむ食生活」を提案します。そして、地域の小売店や飲食店を通じて、都民から頂いた想いを日本の農業の再生に立ち向かっている産地につなげることで「青果の生産活力を向上させる産地育成」を図ります。

都内最古の「いちば」である豊島市場の新事業として、産地と都民の食生活を市場ぐるみで応援するはじめての取組です。

• 想いをつなげる事業協力産地と品目
  日本の農業の再生に立ち向かっている協力産地
  1. 東京都大島町「JA東京島しょ伊豆大島支店」きぬさや
  2. 沖縄県伊江島「JAおきなわ伊江支店」島らっきょう
  3. 埼玉県上尾市「農業生産法人（株）ナガホリ」ほうれんそう
  4. 茨城県つくば市「（株）TKF」ベビーリーフ
• 産地に想いを届けるのはあなたです。
  協力店舗やFacebookで産地へのご意見等をお受けします。
• 都民と農家の想いの交流会「豊島市場　野菜フェス」を開催します。
  一般都民を募集します。

豊島市場について
豊島市場の前身である駒込青果市場の起源は、戦国時代、付近の農民が江戸へ青物をかつぎ売りの途中に駒込天栄寺の境内で憩い、分荷したのが始まりで、都内最古の市場であると伝えられています。江戸時代には、神田及び千住の両市場とともに青物の三大市場の一つで幕府の御用市場でした。
時代は変わりましたが、豊島市場は都民の食生活に貢献するため、皆様へ日々、青果物をお届けしています。

1．目的

消費者のより豊かな食生活に貢献するとともに、市場の使命である生鮮食料品等の安定供給の源である産地を支援することで、産地と消費者をつなぐ市場自体の活性化につなげます。

2．実施内容

（1）「豊島市場の提案POP」の設置

協力する青果店・飲食店が「豊島市場の提案POP」等を設置して、産地の想いや産品の食べ方等を情報発信します。各店が、事業協力産地の品目を、店頭販売、食事のメニューとして提供します。

設置するPOPの一例

（2）「産地への想い」の募集

協力店舗等において集められた消費者の「産地への想い」を市場が産地に伝えます。

産地応援用紙

（3）「豊島市場　野菜フェス」の開催

産地と都民の想いの交流会である「豊島市場　野菜フェス」を開催します。

3．日程及び場所

（1）「豊島市場の提案POP」の設置・「産地への想い」の募集

• 平成27年2月12日（木）～3月16日（月）
• 協力店舗（別紙1）での野菜の販売・メニュー提供、POP設置、産地への想いの募集

  別紙1　協力店舗一覧

• Facebookによる想いの交流
  こちらからご覧ください

（2）「豊島市場　野菜フェス」の開催

• 平成27年3月16日（月）14時30分から16時00分まで
• WACCA池袋　5階　キッチンスタジオ「Lupe（ルーペ）」（池袋駅東口より徒歩3分）

• 参加を希望される方の応募方法については、開催概要を参照（別紙2）

  別紙2　豊島市場野菜フェス開催概要

4．想いをつなげる事業協力産地と品目
日本の農業の再生に立ち向かっている協力産地

きぬさや
生育途中のえんどう豆を摘み取った野菜がきぬさやです。他の豆類に比べてビタミン類が豊富で、免疫作用を高め、風邪予防に良いと言われます。

島らっきょう
ポリフェノールや食物繊維など多くの成分が含まれ、血液をさらさらにしたり、コレステロールの低下や腸内善玉菌の増加につながると言われています。

ほうれんそう
ほうれんそうの栄養が高まり、おいしさも増す旬の季節は冬。夏場より冬場のほうが、ビタミンCが約3倍も多く含まれていると言われています。

ベビーリーフ
ビタミンやミネラルを豊富に含んだハーブ野菜が多く使われており、様々な栄養成分が含まれているため、一日100gでも野菜に含まれる栄養価を十分摂取できると言われています。