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荒川区南千住「萬力(まんりき)」

プロの確かな技術と、幅広い品揃えで、
花を贈る人の思いをかたちにしたい

地元に可愛がられて54年

常磐線南千住駅から北へ徒歩5分、萬力(まんりき)さんに到着。ご主人の栗原照彦さんにお話を伺った。
「父が昭和36年に創業したので、もう54年になります。屋号は、父が修行していた店が錦糸町にあって、萬屋(よろずや)さんといいました。その一文字をいただいて萬力です。お寺や神社が多い下町ですから、商いの多くは仏事、神事でやらせてもらっていました。リアカーに積んで売り歩いていましたから、地元の方にはずいぶん可愛がられていたと思います。
私はこの花屋をしながら、最近まで日本青年館4階の結婚式場にいましたので、ガーデンウェディングなどに出張ででかけていったりしながらの商売でしたね」
南千住駅からまっすぐの通りは、「コツ通り」といってにぎやかな商店街だったらしいが、多くのお店では、後継者がいなくなり、一軒、また一軒と閉まっていったのだそうだ。

画像:コツ通り沿いに構える店舗

コツ通り沿いに構える店舗

季節を身近に感じる贅沢

「この辺りは、神社やお寺が多い土地柄、物日(ものび)に花を、という習慣は、他の土地に比べたら根付いていると思います。それに、6月の天王祭という、この辺りではいちばん大きな行事もあります。だから、6月と暮れが比較的忙しいですかね。面白いのは、このあたりはフランスやインドなど、外国の方が多く住んでおられたみたいで、バレンタインには花を買いに来ていただく外国の男性が結構いました。習慣として身についているのでしょうね。花き振興協議会では、フラワーバレンタインやいい夫婦の日(11月22日)の取り組みを進めているのですが、日本でも、もっと花が身近になれば良いですね」
最近隣に保育園ができて、3~4人の若いお母さんが、月に一度、お子さんを連れて来店されるそうだ。
「先日などは、お店に入ってきてね、これがヒマワリ、こちらがトルコキキョウとか。季節の花を教えているんです。きっとご自分も昔、お母さんから教えてもらったんでしょうね。いい習慣だと思いました。昔は生け花を習う人も今よりはかなり多くて、月に一度、お稽古をして、自宅にその花を持ち帰って飾る。それを見て家族の方も、心が和んだでしょうしね。
やはり、花のいいところは、季節を感じるところだと思うのです。その時季その時季に咲くさまざまな花を見て、ああ春だなあとか、もう秋なんだなとかね」
花は贅沢品だとご主人は言う。季節を身近に感じる贅沢なのだ。

画像:ストッカーには季節の花がぎっしり

ストッカーには季節の花がぎっしり

画像:卸・仲卸・小売の一体感がある葛西市場。上は葛西市場主催の「第9回会津みどりフェアー」にてカスミソウを挿す葛西市場の場長

卸・仲卸・小売の一体感がある葛西市場。上は葛西市場主催の「第9回会津みどりフェアー」にてカスミソウを挿す葛西市場の場長

お客様の望むものを作れたときの幸せ

市場を通した商品の良さについて伺った。
「葛西市場から仕入れているのですが、やはり何より品揃えが一番ですよね。また、葛西市場は卸・仲卸・小売の仲がとてもいい。みんな一緒になって業界を良くしようと考えている、とてもいい市場だと思っています」
また、結婚式場でのご経験からか、ご主人は、花に込める思いというものに人一倍感度が高いようだ。
「女性の結婚式への思い入れって、両極端ですよ。ものすごくこだわりが強いか、まったくさっぱりしているか。思いの強い女性は、絶対この花がいいといってきます。今の季節は難しいんですがね、と説明しても、それでもこの花がいいと。そんな思いに応えることができたときって、うれしくなりますよ。
結婚式でなくとも、花を贈る人の望むものを作れたとき、お客様の思いとこちらの表現できたものが一致したときは、それはうれしいものです」
萬力の花には、贈る人の思いをかたちにしてくれる力があるのだ。

画像:「花を贈る人の思いを、かたちにできたときがうれしい」とご主人

「花を贈る人の思いを、かたちにできたときがうれしい」とご主人

データ

フラワー&グリーン 萬力(まんりき)
〒 116-0003 東京都荒川区南千住5-44-13
TEL:03-3801-3558 FAX:03-3801-3558
営業時間:10:00~19:00
休業日:火曜日

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