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世田谷区船橋「千歳船橋 肉の大丸」

品質ありきを信条に

店先に込められた思い

小田急線・千歳船橋駅の程近くに「森繁通り」と呼ばれる道がある。名優森繁久彌が生前この通り沿いに居を構えていたことから名づけられた。その一角に「千歳船橋 肉の大丸」はある。以前は少し離なれたところで26年間営業していたが、小田急線の高架化が進み駅周辺の様子も変ったのに伴い平成21年にこの森繁通りに移り新たに店を開いた。
店長の工藤幸二さんは精肉業一筋約40年の大ベテラン。今は息子の友哉さんと店を切り盛りしている。
店先には「良い品をお安くが当店のモットー」と書かれた手書きのポップがある。工藤さんは「専門小売店は品質を売るもの」と考えている。品質が良ければシンプルな料理でも十分美味しい料理ができる。そう思って品質にこだわってきた。安いものを安く売る量販店とは違い、専門小売店は品質のいいものをそれに相応する値段で売る。品物に対する考え方が根本的に違うのだ。まず品質ありき。その上で価格やサービスが付帯する。店頭に掲げたモットーは、シンプルだが工藤さんの精肉業に対する思いが凝縮されているのだ。「簡単なことですが、これがすべてですね」工藤さんは笑いながら言葉少なに語る。

画像:「森繁通り」に面した店舗

「森繁通り」に面した店舗

見直される専門小売店

毎日食肉市場より高品質、そして安全な精肉を仕入れる。検査体制が万全な市場を通すことは品質の絶対条件だ。日ごろから来店客に肉のカットの仕方や調理方法についてアドバイスすることが多いが、食の安全に対する意識が高まり、市場で交付された各種検査の公的証明書を掲示し、個々の問い合わせにも丁寧に答えることでさらにお客さんの安心を得てきた。工藤さんのお店では近隣の病院や老人ホームなどに品物を納入しているが、それら納め先が独自に放射能や細菌の検査を実施しているところもある。もちろん問題が生じたことはない。「安全性の問題から、個人店の良さが見直されてきたように感じる」と工藤さんは語る。

画像:手作りのハムとソーセージ

手作りのハムとソーセージ

小売店のもう一つの魅力

お店の自慢は高級品A5ランクの雌牛だ。また、本場ドイツで修業し近所で工房を構える専門職人と提携して生まれる手作りのハムやソーセージ、鴨肉や牛タンのスモークも目玉商品だ。
接客は主に友哉さんの担当。まだ肉の目利きは父親には及ばないというが、ゆくゆくはインターネットで通信販売も手掛けてみたいと語る。今は毎日店に立ってお客さんと接するのが楽しい。以前お店に訪れたことのある女性客が久しぶりに現れた。「お久しぶりです。今日もかぼちゃコロッケでいいですか?」と友哉さんが問いかけると、覚えていてもらったことに驚くやらうれしいやらの女性客。見ると赤ちゃんを抱いている。このお店のかぼちゃコロッケがお気に入りだったが、妊娠中は外出を控えていたそうだ。こんな他愛のないふれあいができるのも小売店の魅力だ。

画像:高級品A5のサーロインに包丁が入る

高級品A5のサーロインに包丁が入る

画像:店長の工藤幸二さんと息子の友哉さん

店長の工藤幸二さんと息子の友哉さん

データ

千歳船橋 肉の大丸
〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-12-14
TEL:03-3425-5729 FAX:03-3425-5729
営業時間:10:00~20:00
休業日:日曜日

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