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世田谷区喜多見「たぐちフーズ」

業態はスーパーであり青果の専門店。スタッフの個性でファンを生み、活気をつくる。

その日仕入れた品物をその日のうちに

小田急線の喜多見駅から徒歩3分。車や人の往来が激しい通りの一角に「たぐちフーズ」は立つ。創業は1971年。青果業から始まった店舗をスーパーの形態に変えてから24年目になるが、現在も売上の4割は青果が占めるという専門店だ。
「市場から買ってきたものをその日で売り切る。これが社長のコンセプトなんです。鮮度のよさがお客さんに支持していただいている理由でしょう。あとは値段。テナント料がないぶんお客さんに奉仕しています」と語るのは店長の田口晴久さん。
「地域密着型の店だからフレンドリーに接客しましょうとは従業員みんなに言ってます。この雰囲気を好きになってくれるお客さんたちはエンドレスで来てくれる。それを大事にして花咲かしていかないと」
大手スーパーにはない気さくな空気が受け入れられているのだろう、ひっきりなしにお客さんが出入りしていた。

画像:1日の来客数は2,000人にのぼるという「たぐちフーズ」

1日の来客数は2,000人にのぼるという「たぐちフーズ」

手をかけ声をかけてニーズをつかむ

45坪ほどの店内では、きびきびと動くスタッフの姿が数多く見受けられた。
「従業員は社員とパート合わせて50人ぐらいいます。小さい店って置く場所が少ないんで、入れ替えが何回もあるから手がかかるんですよ」
手をかけなければ売り上げも少なくなる。だからスタッフは積極的に声がけをしてコミュニケーションを図り、お客さんのニーズをつかんでいる。
「きちんと検査された安心・安全な野菜や果物を市場で仕入れてくるんだけど、ちょっと儲けさしてもらおうかなと思うものは一切買ってくれません。またね、販売員が素人だと本当に売れない」
都道府県の生産のサイクルを知り尽くしたプロが旬のおすすめを教えてくれる。これがスーパーであってスーパーとは大きく異なる同店の特長だ。

画像:市場で当日仕入れた新鮮な野菜が店頭にずらりと並ぶ

市場で当日仕入れた新鮮な野菜が店頭にずらりと並ぶ

外食で個性を引き出し販売能力を高める

スタッフの教育について伺ってみたところ、若手のスタッフには外食をすすめているという。
それも「ファミレスじゃなくてレストランで」と。
食材の使い方を学んでレシピの参考にし、それをお客さんに紹介することで販売能力が高まる。さらには市場で珍しい野菜を仕入れて販売することができるようになる。
「今はどこでもメニュー提案ってやってるけど、ハーブは魚料理に使うんですよなんて誰でも言えるんです。ちょっとしたアレンジの仕方で安い品物でもおいしくなる。そういうヒントをうちでは教えることができる」
在籍するスタッフがそれぞれの方法でお客さんとコミュニケーションを図り、そこからファンが生まれている。この構図が、どうやらお店の活気につながってるようだ。

画像:店長の田口晴久さん

店長の田口晴久さん

画像:店内では青果だけなくさまざまな商品が販売されている

店内では青果だけなくさまざまな商品が販売されている

データ

たぐちフーズ
〒157-0067 東京都世田谷区喜多見8-13-7
TEL:03-3417-2832 FAX:03-3417-2881
営業時間:10:00~21:00
休業日:日

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