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練馬区早宮「むさしや」

地元のお客様を大事にすること、そして
それを、やり続けることの大切さを教えてくれる。

地元密着で、もうすぐ半世紀

東京メトロ有楽町線・氷川台駅から歩いて15分。住宅地のまん真ん中にお店はある。ご主人の内田和枝さんにお話をうかがった。
「東武練馬にあった高麗(こうま)さんという当時の組合の支部長がやっていたお店で修行しまして、昭和41年に独立、開業しました」
1966年の創業、ということは、もうすぐ半世紀だ。開業したころ、このあたりは90店くらいが立ち並ぶ商店街で、青果店も4店舗あったそうだが、いまはご主人のお店だけになっている。
「後継ぎがいないからと、廃業してしまうお店もありました。周りはスーパーに囲まれてますからね(笑)。継がせたくなかったのかもしれません。私のところも決して楽な経営じゃないですが、幸い息子夫婦が手伝ってくれています。遠くまで買い物に行けないお年寄りのお客様にいいものを提供したりとか、若いご夫婦の家計を、安くて美味しいものでお助けしたりすることで(笑)なんとか地元に根を張ってやっていますよ」
幼稚園などへの納めも少しあるそうだが、特に売り込みをしたわけではないらしい。地道な商売を続けることで信用を得ているからこそ、そういった、いわば「良いお客様」から声がかかるのであろう。

お店は、住宅地の真ん中に位置している

お店は、住宅地の真ん中に位置している

仕入れに工夫を凝らして、薄利多売で

商品の仕入れは、いつも板橋市場から行っている。
「たとえば、野菜や果物も呼吸してますから、売り時を考えた仕入れをします。いま売っているホウレンソウなんかは、他の店だと1把150円ぐらいするところを3把で100円です。けれど少し柔らかめの品なので、今日売り切ってしまわないといけない。おひたしなんかにするにはちょうどいいんです。あと、多少曲がって見てくれが悪いような野菜も、鮮度は変わらないのに安く仕入れることができます。そういった品を、できるだけ安くたくさん販売することで、お客様に喜んでいただいています」
むさしやさんでは、チラシを作らないそうだ。
「チラシを作る金があるなら、その分品物を安くしますよ」
と言い切る徹底ぶり。また、お店の品を見ていたところ、ひと袋19円のもやしがあった。しかも一人2袋まで。3袋以上買う人には1袋35円と高くなるのだ。
「業者の方に買われてしまわないようにしているんです。地元のご家庭へのサービス品ですから」
こんな気配りも、地元のお客様に愛され、ひいきにしてもらう秘訣なのだろう。

「三つ葉も安くなってるよ」とご主人の内田和枝さん

「三つ葉も安くなってるよ」とご主人の内田和枝さん

まるで野菜や果物の伝道師

「最近は、たとえば夏が旬のミョウガやショウガを、梅干をつけていたツユに入れて保存しておくような食べ方をする人が減ってきています。これは悲しいことだと思いますね。昔のことばかりを懐かしむわけではありませんが、親から子へ、子から孫へ伝えられるような、ほんのちょっとした知恵が、もっともっとあっていいと思います。ですから私のところでは、そんな食べ方までをお教えしながら販売するようにしています。対面でお売りするからには、そんなこともしていかなくてはと思いますね」
ご主人は、中がスカスカしたようなキュウリやナスも敢えて仕入れることがあるそうだ。お店で漬物にして販売するのだ。ご主人が購入しなければ捨てられてしまうかも知れない野菜も、ひと手間かけることで素晴らしい一品に姿を変える。
「漬物臭くなるからと敬遠する人やお店もあるようですが、添加物なしの漬物がとても美味しいものだとわかってもらえたらいいですね。そうすれば、野菜を好きな人がもっと増えるかもしれない」
そう話すご主人が、まるで伝道師のように見えた。後を継がれる息子さんにも、ご主人の知恵が継がれ、お客様へ、その子供さんたちへと伝えられていくのが、とても楽しみに思えた。

1袋19円のもやし。3袋以上買うと35円に値上がるのはなぜ?(本文参照)

1袋19円のもやし。3袋以上買うと35円に値上がるのはなぜ?(本文参照)

後継ぎの息子さんと

後継ぎの息子さんと

データ

むさしや
〒179-0085 東京都練馬区早宮3-2-14【地図】
TEL:03-3992-6797 FAX:03-3992-6797
営業時間:10:00~20:00
休業日:年中無休(年始のみお休み)

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