青  果  物  の  週  間  市  況

 2006 年  11 月 第 1 週   ( 10月27日〜11月2日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 575 75 73 せり 早生 愛媛 10 4,200 3,150 2,415 - 163
相対 早生 愛媛 10 4,200 2,835 1,785 - 136
りんご 376 100 120 せり ふじ 山形 10 5,775 3,255 2,100 - 90
  王林 青森 10 5,250 3,938 2,940 - -
相対 ふじ 山形 10 4,515 3,308 1,575 - 91
  王林 青森 10 5,250 4,043 2,625 - -
西洋なし 55 84 91 せり ラ・フランス 山形 5 2,100 1,654 1,365 96 139
相対 ラ・フランス 山形 5 2,415 1,575 1,260 94 121
かき 423 104 77 せり 富有 福岡 10 5,250 3,780 3,150 - 119
  次郎 愛知 10 3,150 2,835 2,415 - 110
  平核無 新潟 7.5 3,675 2,415 1,890 - -
相対 富有 福岡 10 5,250 3,658 525 - 132
  次郎 愛知 10 3,675 2,835 2,415 - 135
  平核無 新潟 7.5 3,675 2,153 1,785 - 82
ぶどう 39 55 72 せり アレキ 岡山 1 2,100 1,173 630 114 103
相対 アレキ 岡山 1 - - - - -
いちご 6 - 138 せり とちおとめ 栃木 0.3 1,050 604 315 - 77
  あまおう 福岡 0.3 - - - - -
  さがほのか 佐賀 0.3 - - - - -
  紅ほっぺ 静岡 0.3 - - - - -
相対 とちおとめ 栃木 0.3 1,050 630 315 - 86
  あまおう 福岡 0.3 - - - - -
  さがほのか 佐賀 0.3 - - - - -
  紅ほっぺ 静岡 0.3 - - - - -
アールスメロン 27 88 91 せり   静岡 1 3,675 1,418 578 - 107
相対   静岡 1 - - - - -
総入荷量 1,839 86 85  


概況
  概 況     (開市日数  今週6日・前週5日・前年5日)

 今週の一日平均入荷量は、1,839トンで前週比14%減、前年同期比は15%減となりました。
 今週は、「早生みかん」の入荷が始まりましたが、「極早生みかん」の減少が大きく「みかん類」の大幅減が目立ち、かき類では、主力渋抜柿の「刀根」から「平核無」へ切り替わりました。みかん類では、「極早生みかん」が終盤期に入り主力熊本県産を除き各産地ともに入荷減、裏年と天候不順の影響から生産減と小玉傾向ながら愛媛県産を中心に各主産地から「早生みかん」の入荷がありました。りんご類では、「早生ふじ」から「ふじ」への切り替わり期に入り青森県産が大幅に入荷減、山形県産が入荷大幅に伸び、長野県産「サンふじ」の入荷がありました。「王林」は、各産地とも作況良好で、順調な入荷となっています。「ジョナゴールド」は、青森県産が入荷増、岩手県産がピーク過ぎて減少となりました。かき類では、「富有」が主産地福岡県産が台風被害あるものの入荷伸び、岐阜・奈良県産も入荷増となりました。「次郎」は、愛知県産順調な入荷で、静岡県産も入荷が始まりました。「平核無」は、奈良県産が大幅に入荷が伸びましたが、和歌山県産は伸び悩みました。新潟県産は、夏場の日照不足などで生産量が少ないながら入荷が始まりました。「ラ・フランス」は、小玉傾向ながら山形県産が入荷伸びました。いちご類では、栃木県産「とちおとめ」がやや生育遅れながら漸増となりました。「アールスメロン」は、静岡県産が生育回復基調から入荷順調で、他産地も生育回復基調となっています。ぶどう類では、「アレキサンドリア」が週後半入荷減、他の品種も減少となりました。入荷総体では、主力「みかん類」・「かき類」・「りんご類」の入荷が伸びず、その他の品目も減少となり前週を下回りましたが、「りんご類」は前年を上回る順調な出回りとなっています。価格は、「早生みかん」・「富有がき」・「次郎がき」・「ラ・フランス」が、前年を上回る高値基調となっています。「ふじ」・「平核無」・「とちおとめ」は、安値基調だった前年を下回りました。主力熊本県産「極早生みかん」は、週後半堅調展開でした。
 来週は、早生みかんの生産量が前年より少なく、数量増ペースは緩やかで引き続き品薄傾向が続くことが見込まれます。