青  果  物  の  週  間  市  況

 2007 年  7 月 第 4 週   ( 7月20日〜7月26日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 52 97 99 せり ハウス 佐賀 5 5,250 4,480 3,675 95 155
相対 ハウス 佐賀 5 5,250 4,358 1,260 93 118
りんご 89 80 100 せり ふじ 青森 10 9,450 3,948 2,100 101 100
相対 ふじ 青森 10 9,450 4,179 2,100 110 107
なし 102 195 115 せり 幸水 佐賀 10 5,565 4,655 4,200 - -
相対 幸水 佐賀 10 5,565 4,585 3,675 - -
もも 324 132 121 せり   山梨 5 4,725 3,087 2,100 67 89
相対   山梨 5 4,725 2,856 525 88 99
すもも 38 50 101 せり   山梨 0.7 368 326 294 108 -
相対   山梨 0.7 368 328 294 109 91
ぶどう 66 118 96 せり デラウェア 山梨 2 2,625 2,205 1,890 105 -
  巨峰 長野 0.9 1,785 1,680 1,470 - -
  アレキ 岡山 1 4,200 2,394 1,050 82 98
相対 デラウェア 山梨 2 2,625 1,925 945 86 -
  巨峰 長野 0.9 1,785 1,523 840 91 102
  アレキ 岡山 1 - - - - -
アールスメロン 25 58 82 せり   静岡 1 4,200 1,344 525 110 119
相対   静岡 1 - - - - -
クインシーメロン 21 98 150 せり   茨城 5 - - - - -
相対   茨城 5 - - - - -
アンデスメロン 46 91 109 せり   山形 6 1,890 - 1,680 - -
相対   山形 6 1,985 1,654 1,260 105 102
すいか 502 131 85 せり   千葉 13 2,625 - - - -
相対   千葉 13 2,625 1,225 420 88 -
こだますいか 77 91 126 せり   山形 8 2,625 1,750 840 89 128
相対   山形 8 2,625 1,575 630 83 123
総入荷量 1,658 106 97  


概況
概 況 (開市日数  今週5日・前週5日・前年5日)
 今週の一日平均入荷量は、1,658トンで前週比6%増、前年同期比3%減となり、上位4品目は「なし」が順位を上げ「西瓜・もも・なし幸水・りんご」となりました。 入荷総体では天候不順の影響で前週に引き続き入荷減となった「メロン類」のなかで特に「アールスメロン」や前年不作の「すもも」は大幅な入荷減となりました。産地移行した「西瓜」は前週より3割増の入荷となり「なし幸水・もも・ぶどう類」は前週に引き続き入荷を伸ばし、「ハウスみかん・こだま西瓜」は前週並の入荷となりました。 人気を呈した「マンゴー」は終盤にある宮崎県産の上品は依然と高値にあるが台湾産の激増や沖縄県産の入荷により弱保合の傾向。総体市況は保合展開となりました。
 品目別では、「西瓜」は台風4号の影響もなく作柄順調の山形・長野県産が大幅増となるなかで終盤の千葉県産と新潟県産は前週減となり、価格は山形県産の前週並も他産地は前週安。「こだま西瓜」は主力山形県産を始め千葉・神奈川県産が増量する中で茨城県産は大幅減となり総体では前週の1割減。価格は前週安。「もも」は主力山梨県産が前週に続き入荷増となるなか福島県産が増量しており総体では前週の3割増。価格は曇天続きで食味レベルもいまひとつで前週安。「なし幸水」は茨城・栃木県産が前週減の入荷となるなか前年少なかった福岡・佐賀県産が大幅増となり総体では前週より倍増の入荷。価格は「もも」同様食味の高評価は少なく前週安。「ハウスみかん」は作付け減の中、主力佐賀県・愛知県産が入荷減となるなか大分県産が増量し総体では前週並の入荷となり、価格は前週安。ぶどう類は前週より2割増の入荷となり「デラウェア」は山梨県産の露地物が始まり大幅に入荷を伸ばし山形県産のハウス無加温も増量しており、価格は競合品目に押され前週安。「アールスメロン」は作付け減のなか中元需要もなくなり前週の4割減の入荷。価格は主力静岡県産とも前週安。来週は梅雨明けが予想され天候回復から食味、外観など品質アップが見込まれ、また「西瓜」など夏果実の消費環境も好転することから市況は保合展開を予想。