水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年2月2週 (2月6日～2月12日） 前年同期 （2月7日～2月13日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,217 755 560 902
　前　　　 週 　　　比 （％） 98 102 89 102
　前　年　同　期　比 （％） 98 93 93 105


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 37.8 118 ↑ 104 各地 生 27,300 5,690 2,100 95 118
海外 生 8,400 2,782 1,050 104 85
メバチ 112.0 109 89 ↓ 各地* 冷凍 3,675 951 630 99 105
アジ 57.4 107 82 ↓ 三重ほか 中 1,470 882 315 138 215
石川ほか 中小 945 433 210 134 155
サバ 21.2 66 ↓ 48 ↓ 長崎ほか － 2,940 1,029 315 115 105 500-600g/尾
イワシ 2.5 36 ↓ 20 ↓ 千葉ほか － 3,150 1,554 630 148 185 90g以下/尾
スルメイカ 34.2 64 ↓ 73 ↓ 福岡ほか － 963 613 228 156 152 5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ 9.4 96 100 各地 － 315 276 263 100 93
サンマ 17.1 144 ↑ 201 ↑ 各地 解凍 788 252 158 102 68
カレイ 7.1 61 ↓ 86 ↓ 北海道 マ 1,575 1,071 735 126 102
青森ほか マコ 1,785 809 525 111 68
北海道 アカ 1,785 1,449 840 107 122
北海道 浅羽 1,260 1,120 735 119 －
ハマチ 67.8 112 ↑ 122 ↑ 各地 － 840 639 578 100 96
塩サケ 28.7 110 ↑ 80 ↓ 北海道 トキ 1,890 1,523 840 100 121
北海道 アキ 315 263 210 100 －
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 25.8 115 ↑ 131 ↑ 各地 無頭 998 － 315 － －
各地 ぶわ 945 882 630 101 99
カツオ 8.6 221 ↑ 51 ↓ 宮崎ほか － 2,100 525 263 70 89 1-2kg/尾
キンメダイ 8.3 98 76 ↓ 千葉ほか － 2,310 1,092 630 104 89
ムキカキ 29.0 109 96 岩手・宮城 － 1,365 651 315 98 50
広島 － 840 672 525 97 71


３　築地市場概況
　今週の一般鮮魚は、９日までは低調な漁模様を反映して、イワシやスルメイカなどを中心に入荷が減少した。その後、１２日には九州や静岡方面での水揚げが回復したため、各魚種とも入荷が大幅に増加した。そのため、相場も９日までは堅調に推移したが、その後は反落の展開となった。アジは、中型は三重、富山産が、中小型は石川、富山産が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はしっかり。サバ類は、マサバは長崎、大分産大・大中型が、ゴマサバは静岡、鹿児島、愛媛産大中型が入荷の主体で、前週より減少し、価格は堅調。イワシは、静岡地方の巻き網漁が休業期間となったこともあり、入荷量が大幅に減少し、大羽の一部良品には高値がついた。主力の千葉、三重産中羽も続堅調となった。スルメイカは、福岡、長崎産が入荷の主体で、前週より減少し、価格は強保合。カツオは、宮崎産小型が入荷の主体で、前週より増加し、価格は続軟調。築地市場では、カツオの取り引きが徐々にではあるが始まっている。まだ、シーズン前で入荷量も不安定であるが、御前崎（静岡）の大型魚は赤身が鮮やかである。