水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年2月4週 (2月20日～2月26日） 前年同期 （2月21日～2月27日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,213 823 550 839
　前　　　 週 　　　比 （％） 103 114 90 104
　前　年　同　期　比 （％） 103 104 102 103


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 32.9 105 102 各地 生 17,850 5,069 1,575 90 81
海外 生 5,040 2,690 1,890 102 84
メバチ 117.9 112 ↑ 92 各地* 冷凍 4,725 967 630 98 114
アジ 73.5 135 ↑ 94 長崎ほか 中 1,365 624 315 102 156
鳥取ほか 中小 840 315 210 102 118
サバ 35.8 120 ↑ 94 長崎ほか － 2,625 1,082 483 121 118 500-600g/尾
イワシ 7.3 112 ↑ 159 ↑ 静岡ほか － 2,625 919 368 95 82 90-120g/尾
スルメイカ 52.8 118 ↑ 227 ↑ 福岡ほか － 735 410 126 88 50 5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.4 27 ↓ 56 ↓ 各地 － 374 315 285 106 106
サンマ 15.2 117 ↑ 154 ↑ 各地 解凍 788 263 158 104 71
カレイ 8.1 147 ↑ 90 ↓ 北海道 マ 1,260 1,008 735 100 86
青森ほか マコ 1,680 1,029 840 103 91
北海道 アカ 1,575 1,407 945 99 129
北海道 浅羽 1,260 1,155 315 110 165
ハマチ 62.0 110 ↑ 100 各地 － 683 620 525 97 100
塩サケ 28.5 96 90 ↓ 北海道 トキ 1,890 1,470 840 99 117
北海道 アキ 315 263 210 100 －
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 17.9 100 99 各地 無頭 735 － 420 － －
各地 ぶわ 945 893 683 107 101
カツオ 21.9 147 ↑ 69 ↓ 静岡ほか － 2,940 588 210 118 100 3-4kg/尾
キンメダイ 9.8 124 ↑ 153 ↑ 千葉ほか － 1,785 1,008 788 81 77
ムキカキ 23.8 96 92 岩手・宮城 － 1,050 525 315 91 45
広島 － 735 525 315 90 61


３　築地市場概況
　今週の一般鮮魚は、九州方面からのアジやサバ類を中心に、２４日を除いては比較的、潤沢な入荷となった。しかし、イワシは前週に引き続き不安定な入荷となっている。全体としては、潤沢入荷に伴う荷余り感から、荷動きは低調であった。そのため相場も、おおむね続軟調となった。アジは、中型は長崎、和歌山産が、中小型は鳥取、富山産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は続軟調。サバ類は、マサバは長崎、静岡産大中型が、ゴマサバは静岡産大中型が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はおおむね保合。イワシは、静岡産大中羽が入荷の主体だが、今週も不安定な状況が続き、入荷の大半は２０日に集中した。その後の入荷は急減したため、価格も堅調となった。スルメイカは、福岡、長崎産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は続軟調。カツオは、静岡、宮崎産大型が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はおおむね保合。イカナゴは、稚魚や幼魚の煮干しや佃煮がよく見かけられるが、成魚のてんぷらも美味である。なお、名前がよく似たキビナゴと混同されやすい。