平成19年8月1週

水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成19年8月1週

(7月27日～8月2日）

前年同期

（7月28日～8月3日）

１　品種別取扱状況

		総取扱数量	鮮魚類	冷凍魚類	塩干加工品
一日平均取扱数量	（ｔ）	2,077	703	695	679
前　　　週　　　比	（％）	99	80	139	94
前　年　同　期　比	（％）	98	96	109	92

2 魚種別取扱状況

品名	一日平均上場数量（ｔ）					主産地	銘柄	卸売価格（㎏／円）及び中値比較					今週の主力
品名	上場数量	前週比	増減	前年同期比	増減	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比	（サイズ）
マグロ	37.2	101		98		各地	生	9,240	3,307	1,155	120	108
マグロ	37.2	101		98		海外	生	8,400	－	2,625	－	－
メバチ	139.2	104		123	↑	各地*	冷凍	4,725	862	630	99	91
アジ	60.1	70	↓	89	↓	三重ほか	中	1,260	613	420	108	106
アジ	60.1	70	↓	89	↓	鳥取ほか	中小	945	517	315	126	134
サバ	27.1	74	↓	71	↓	神奈川ほか	－	735	317	189	106	105	600g以上/尾
イワシ	15.4	28	↓	60	↓	宮城ほか	－	1,890	779	147	239	222	90g以上/尾
スルメイカ	64.9	93		117	↑	青森ほか	－	840	347	168	83	73	20入・25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ	7.1	58	↓	89	↓	各地	－	368	－	302	－	－
サンマ	34.7	168	↑	104		北海道	生	2,625	727	420	48	75	150-160g/尾
カレイ	5.0	100		125	↑	北海道	マ	1,575	805	525	78	106
						福島ほか	マコ	2,415	1,155	735	82	122
						北海道	アカ	1,575	1,138	840	86	93
						北海道	浅羽	1,260	525	315	129	133
ハマチ	19.2	80	↓	138	↑	各地	－	704	641	578	108	71
塩サケ	31.5	83	↓	81	↓	北海道	トキ	2,625	1,470	945	100	108
塩サケ	31.5	83	↓	81	↓	北海道	アキ	630	478	315	100	114
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	3.5	73	↓	88	↓	各地	生	840	551	300	69	－
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	3.5	73	↓	88	↓	各地	ぶわ	1,260	1,155	1,050	100	117
カツオ	73.9	75	↓	84	↓	宮城ほか	－	1,050	324	105	91	71	2-3kg/尾
キンメダイ	9.1	88	↓	76	↓	各地	－	4,725	1,146	945	67	101

３　築地市場概況

　今週の鮮魚類は前週に比べ取扱数量は２０％減少した。一般鮮魚について日別にみると、２７日(金)は入荷量が減少して全般に高くなつた。２８日(土)は数量増加、相場は高安まちまち。３０日(月)は数量減少も、荒天予報や丑の日などのため一般鮮魚の買いが、休市明けの割に盛り上がらず、相場は伸び悩む。この日はイワシが品薄のなかで値上がりしたのが目立った。３１日(火)・１日(水)はアジが九州方面の休漁で入荷が減少し値上がりしたが、他の主要魚種は軟調な相場。２日(木)は入荷量増加、なかでも新サンマは今シーズン最多の入荷、相場は値下がりする品目が多かった。
　主要魚種別にみると、アジは三重・鳥取主体に入荷、数量は九州方面の休漁もあって、前週に比べ３割
減少、価格は中型が８％、中小型が２６％それぞれ上昇した。サバは神奈川主体に入荷、数量は２６％減少、価格は６％値上がりした。イワシは宮城・石川主体に入荷、数量は７割減少、主力サイズが前週に比べ小型化、価格は２．４倍に急騰した。イワシはこの３週間順調な入荷が続いたが、今週の入荷は低位安定。スルメイカは青森・北海道主体に入荷、数量は７％減少、週後半の主力サイズの小型化(25尾入)を反映して、価格は１７％下落した。カツオは宮城・岩手主体に入荷、数量は前週比２５％減少しているが順調な入荷が続いている、価格は約１割下げた。価格はここ１月間、前年に比べ高い水準で推移してきたが、今週は前年を約３割下回った。新サンマは北海道からの入荷、数量は前週に比べ大幅増、価格は主力サイズの１尾150-160㌘で５割強下落した。