水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2007年10月1週 (9月28日～10月4日） 前年同期 （9月29日～10月5日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,270 794 722 754
　前　　　 週 　　　比 （％） 100 86 114 106
　前　年　同　期　比 （％） 92 95 87 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.0 97 71 ↓ 各地 生 9,450 4,399 2,100 105 113
海外 生 6,090 3,960 2,625 103 143
メバチ 135.2 94 110 ↑ 各地* 冷凍 5,250 841 578 101 93
アジ 51.6 83 ↓ 85 ↓ 長崎ほか 中 2,625 464 315 84 121
千葉ほか 中小 840 338 210 97 117
サバ 43.8 86 ↓ 86 ↓ 千葉ほか － 2,100 438 168 103 132 600g以上/尾
イワシ 9.6 95 41 ↓ 宮城ほか － 1,890 1,024 315 165 213 120-140g/尾
スルメイカ 55.9 81 ↓ 115 ↑ 北海道ほか － 840 389 210 109 79 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.3 68 ↓ 73 ↓ 各地 － 368 － 302 － －
サンマ 141.0 75 ↓ 96 北海道ほか 生 1,575 271 158 83 93 23・25入/4kg
カレイ 5.4 72 ↓ 90 ↓ 北海道 マ 840 761 630 121 99
福島ほか マコ 2,310 1,645 420 128 170
北海道 アカ 1,890 1,365 840 110 99
北海道 浅羽 840 609 315 161 83
ハマチ 23.9 103 153 ↑ 各地 － 735 669 578 100 77
塩サケ 46.9 118 ↑ 75 ↓ 北海道 トキ 2,100 1,365 945 97 108
北海道 アキ 525 420 378 95 89
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 10.2 116 ↑ 89 ↓ 各地 生 1,365 893 375 82 －
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,050 103 113
カツオ 48.7 110 ↑ 125 ↑ 宮城ほか － 1,365 630 210 77 72 3-4kg/尾
キンメダイ 7.6 80 ↓ 82 ↓ 各地 － 4,200 1,663 1,050 108 103
ムキカキ 4.3 － － 51 ↓ 三　陸 － 3,675 1,601 1,155 － 105
広　島 － 1,890 1,549 1,260 － －


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ１４％減少した。一般鮮魚の主要品目を中心に取引日ごとにみていくと、２８日(金)は入荷量は前日とほぼ同じ、相場は品目により保合から小幅上昇。２９日(土)は入荷量は約２割増加、相場は高安まちまち。１日(月)は入荷量は若干減少、月初めの販売促進の買いも入り相場は強含み。本日からむきかきの取引が始まった、数量は宮城産の出荷がないので前年比の半分、相場は若干高め。２日(火)は入荷量はやや減少したが、相場は数量減のサンマを除いて軟調。３日(水)は入荷量はさらに減少したが、週半ばで買気弱く、多くの品目で値下がりした。４日(木)は入荷量が増加、買い控えムードが続いて、主要品目の多くに荷あまり感が出た。
　大量入荷の前週の後だけに今週は数量が減少した品目が多かった。主要魚種別にみると、アジは長崎・千葉主体に入荷、各地の休漁で数量が１７％減少したが、価格は中型で１６％値下がりした。サバは千葉・宮城主体に入荷。イワシは宮城中心の入荷、依然として数量が少なく、前年に比べて数量は６割減、価格(中心サイズ)は２倍以上となった。　１尾５０㌘前後の小サイズが目につくようになった。スルメイカは北海道・青森主体に入荷。サンマは北海道・岩手・宮城主体に入荷、今週に入ってサンマの主力サイズがやや小型化(23入/4kg→25入/4kg)してきた、価格は主力サイズの値下がりを反映して２割近く下落。カツオは宮城・岩手主体に入荷。