水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2007年10月3週 (10月12日～10月18日） 前年同期 （10月13日～10月19日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,306 949 577 780
　前　　　 週 　　　比 （％） 105 105 109 101
　前　年　同　期　比 （％） 97 98 99 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 36.9 91 79 ↓ 各地 生 13,650 4,586 1,575 101 109
海外 生 7,035 4,139 2,415 103 162
メバチ 149.5 98 123 ↑ 各地* 冷凍 4,200 835 578 100 93
アジ 65.6 95 97 長崎ほか 中 1,785 494 263 112 109
千葉ほか 中小 525 336 210 94 97
サバ 54.5 122 ↑ 101 千葉ほか － 3,150 508 129 100 119 600g以上/尾
イワシ 9.0 96 46 ↓ 宮城ほか － 2,100 714 210 87 158
スルメイカ 42.0 90 ↓ 98 北海道ほか － 735 483 315 88 91 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.2 60 ↓ 67 ↓ 各地 － 341 － 302 － －
サンマ 141.1 100 99 北海道・三陸ほか 生 1,575 252 158 100 111 23・25入/4kg
カレイ 8.7 94 88 ↓ 北海道 マ 840 693 420 106 98
福島ほか マコ 1,890 1,659 735 118 195
北海道 アカ 1,575 1,218 840 112 91
北海道 浅羽 945 665 315 127 94
ハマチ 24.8 93 131 ↑ 各地 － 788 679 578 99 81
塩サケ 44.9 108 86 ↓ 北海道 トキ 2,100 1,365 945 100 108
北海道 アキ 525 420 378 100 89
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 15.7 116 ↑ 103 各地 生 1,575 1,029 263 126 －
各地 ぶわ 1,365 1,218 1,050 98 105
カツオ 47.7 96 164 ↑ 宮城ほか － 1,575 735 210 106 78 3-4kg/尾
キンメダイ 8.4 94 78 ↓ 各地 － 3,465 1,418 945 94 119
ムキカキ 13.4 151 ↑ 83 ↓ 三　陸 － 2,100 1,019 420 75 62
広　島 － 1,365 819 420 72 67


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ５％増加した。今週は１７日(水)が臨時休市のため５日間の営業。一般鮮魚の主要品目を中心に取引日ごとにみていくと、１２日(金)の入荷量は前日に比べ約１割増加、相場は数量減のカツオが値上がりしたが、全体として軟調。１３日(土)の入荷量は約３割増加、相場は高安まちまち。アジ中型が積極的に買われ上昇したのが目についた。１５日(月)の入荷量は１割減少、休み明けの取引で買気よく値上がりする品目が多かった。１６日(火)の入荷量は１割増加、相場はイワシやスルメイカの一部サイズが上伸したが、全体として下げ模様。この日は最高気温が１８度と寒い日だった。１８日(木)の入荷量は若干増加、相場は高安まちまち。この日は鳥取等からメジ(本マグロの子供)が大量に(７０㌧)入荷していた。
　主要魚種別にみると、アジは長崎・千葉主体に入荷。サバは千葉・宮城主体に入荷、一尾600㌘以上の大型サイズを中心に順調な入荷が続いている。ここ数週間三陸方面から暖海水域に生息するゴマサバが入荷している。イワシは大サイズが宮城、小サイズが三重主体に入荷。数量は依然として少なく、前年の半分以下。スルメイカは北海道・青森主体に入荷。サンマは北海道・宮城・岩手主体に入荷。カツオは宮城主体に入荷、前年を６割上回る豊富な入荷だった。