水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2007年10月4週 (10月19日〜10月25日) 前年同期 (10月20日〜10月26日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 2,382 920 666 796
 前    週    比 (%) 103 97 115 102
 前 年 同 期 比 (%) 106 101 122 101


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 31.5 85 70 各地 11,550 5,612 2,100 122 155
海外 7,560 4,717 2,100 114 173
メバチ 144.9 97 107 各地* 冷凍 4,725 844 578 101 91
アジ 59.3 90 100 長崎ほか 840 641 263 130 136
鳥取ほか 中小 525 347 210 103 106
サバ 50.3 92 98 宮城ほか 2,625 546 105 107 106 600g以上/尾
イワシ 7.2 80 30 鹿児島ほか 2,100 704 315 99 152
スルメイカ 40.4 96 92 北海道ほか 840 508 315 105 119 20入/5kg
冷スルメイカ 7.1 115 82 各地 368 302
サンマ 119.1 84 95 三陸・北海道ほか 1,260 210 158 83 80 25入/4kg
カレイ 9.0 103 97 北海道 945 630 420 91 91
福島ほか マコ 1,890 1,323 630 80 121
北海道 アカ 1,470 1,155 735 95 89
北海道 浅羽 945 683 525 103 93
ハマチ 28.5 115 133 各地 788 683 630 101 84
塩サケ 47.4 106 85 北海道 トキ 2,100 1,365 945 100 108
北海道 アキ 525 420 378 100 89
マダラ・塩タラ 15.9 101 95 各地 1,890 1,092 225 106
各地 ぶわ 1,365 1,197 1,050 98 104
カツオ 37.8 79 148 宮城ほか 1,365 662 210 90 72 3-4kg/尾
キンメダイ 10.3 123 118 各地 4,410 1,554 945 110 117
ムキカキ 15.3 114 75 三 陸 2,100 1,092 420 107 88
広 島 1,365 882 420 108 78


3 築地市場概況
 今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ3%減少した。今週は24日(水)が臨時休市のため5日間の営業。一般鮮魚の主要品目を中心に取引日ごとにみていくと、19日(金)の一般鮮魚の入荷量は約2割減少、相場は数量が減少したアジ中型・カツオ宮城産・スルメイカが値上がり、サンマは保合、サバ・イワシまちまち。20日(土)の入荷量は約2割増加したが、週末の積極的な買いに支えられて相場は強含み。22日(月)の入荷量は北日本のしけもあって約2割減少、宮城産カツオなどが値下がりしたが、基調としては上昇相場。23日(火)の入荷量は前日とほぼ同じ、相場は数量増のアジが値下がり、サンマは保合、ほかは高安まちまち。25日(木)の入荷量は約1割増加、数量が一段と減少して値上がりしたカツオを除き、相場は軟調。
 主要魚種別にみると、アジは長崎・佐賀・鳥取主体に入荷。サバは宮城・千葉・三重(ゴマサバ)主体に入荷。イワシは大サイズが神奈川・宮城、大中・中サイズが鳥取・三重・鹿児島、小サイズが神奈川主体に入荷。今週は主力となるサイズ・産地が日々異なっていた。数量は前年に比べ7割減。スルメイカは北海道・青森主体に入荷。サンマは宮城・岩手・北海道主体に入荷。取扱数量はここ3週間1日平均140dであったが今週は20d減少した。価格(中値)は今シーズン最安水準。カツオは宮城・岩手主体に入荷。今週はカツオの入荷量が日を追って減少してきた。最低気温が15度を下回る日が続くようになり、鍋物や煮魚など暖かいものが恋しい季節になりました。