水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2007年12月3週 (12月14日～12月20日） 前年同期 （12月15日～12月21日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,232 787 671 774
　前　　　 週 　　　比 （％） 91 85 102 90
　前　年　同　期　比 （％） 96 102 87 97


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 46.3 108 75 ↓ 各地 生 10,500 4,943 2,415 96 91
海外 生 5,880 3,430 2,415 88 103
メバチ 171.2 105 111 ↑ 各地* 冷凍 5,565 938 630 101 93
アジ 58.2 85 ↓ 93 長崎ほか 中 1,260 420 210 77 114
千葉ほか 中小 840 289 189 66 94
サバ 35.9 66 ↓ 85 ↓ 宮城ほか － 1,575 496 179 146 120 600g以上/尾
イワシ 6.3 53 ↓ 54 ↓ 千葉ほか － 2,520 884 263 150 146
スルメイカ 58.7 67 ↓ 155 ↑ 北海道ほか － 630 364 210 112 79 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.4 42 ↓ 77 ↓ 各地 － 368 － 302 － －
サンマ 9.0 67 ↓ 97 各地 解凍 630 258 210 98 98 25入/4kg
カレイ 10.3 111 ↑ 105 北海道 マ 1,365 552 420 103 84
福島ほか マコ 1,575 945 420 113 186
北海道 アカ 1,260 945 525 122 91
北海道 浅羽 840 560 210 121 100
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 42.1 86 ↓ 83 ↓ 各地 ブリ 4,515 893 525 82 75
各地 ワラサ 735 438 315 116 85
ハマチ 48.1 89 ↓ 117 ↑ 各地 － 788 637 546 98 88
塩サケ 52.7 83 ↓ 89 ↓ 北海道 トキ 1,260 1,050 945 100 100
北海道 アキ 525 368 284 100 70
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 24.1 104 94 各地 生 2,415 735 194 73 －
各地 ぶわ 1,365 1,190 1,050 95 103
カツオ 2.4 77 ↓ 480 ↑ 各　地 － 1,890 1,383 105 110 154
キンメダイ 10.6 88 ↓ 104 各地 － 2,625 1,470 840 92 112
ムキカキ 17.1 93 118 ↑ 三　陸 － 2,310 1,278 735 97 164
広　島 － 1,575 1,155 945 102 176


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１５％減少した。一般鮮魚を中心に取引日ごとにみると、１４日(金)の入荷量は前日に比べ大幅に減少、週末ながら前日の末端需要の不振から買いに勢いが見られず、相場は小動き。１５日(土)の入荷量はやや増加、相場は全般に堅調だったが、九州産アジ・ワラサは下落した。１７日(月)の入荷量は減少、週初めの積極的な買いで値上がりする品目が多かった。１８日(火)の入荷量は続減、全般に高値での取引となったが、大量入荷した福岡産スルメイカは下落。１９日(水)の入荷量は若干減少、週半ばの取引とあって買気弱く相場は軟調、久しぶりにマイワシがまとまって入荷した。２０日(木)の入荷量は増加、前日の寒さから引き合い弱く、選択買いされて相場は高安まちまち。
　主要魚種別にみると、アジは長崎・佐賀・千葉主体に入荷、前週が高値での取引だったので今週の価格は中型で２割、中小型で３割値下がりした。サバは宮城・福岡・三重主体に入荷、数量が減少したマサバは価格が４割以上上昇した。イワシは千葉・静岡主体に入荷、今週も低水準の入荷だった。スルメイカは北海道・青森・福岡主体に入荷、前週に比べて３割強減少したが、引き続き豊富な出回りだった。ブリ・ワラサは全国各地から、タラ類は北海道・東北各県主体、ムキカキは岩手・宮城・広島主体の入荷であった。