水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年1月3週 (1月18日～1月24日） 前年同期 （1月19日～1月25日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,979 756 442 781
　前　　　 週 　　　比 （％） 97 96 88 105
　前　年　同　期　比 （％） 88 91 71 99


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.5 94 80 ↓ 各地 生 15,750 6,841 2,100 145 151
海外 生 9,135 3,742 2,520 104 111
メバチ 117.7 101 93 各地* 冷凍 3,675 911 630 100 96
アジ 78.2 85 ↓ 109 長崎ほか 中 840 431 263 121 108
鳥取ほか 中小 735 368 315 97 117
サバ 45.7 91 79 ↓ 千葉ほか － 1,575 435 210 90 98 500g以上/尾
イワシ 4.9 109 18 ↓ 長崎ほか － 3,675 670 420 134 206
スルメイカ 27.4 58 ↓ 48 ↓ 福岡ほか － 840 588 315 136 169 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 7.1 103 104 各地 － 341 - 302 - -
サンマ 12.4 111 ↑ 118 ↑ 各地 解凍 525 263 210 100 100 25入/4kg
カレイ 11.1 113 ↑ 88 ↓ 北海道 マ 735 735 525 117 113
青森ほか マコ 1,365 609 420 83 138
北海道 アカ 1,680 1,176 840 88 124
北海道 浅羽 1,050 777 368 106 125
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 18.4 83 ↓ 66 ↓ 各地 ブリ 4,725 1,659 420 74 61
各地 ワラサ 840 672 525 105 102
ハマチ 71.7 119 ↑ 121 ↑ 各地 － 788 645 578 99 91
塩サケ 32.6 101 105 北海道 トキ 1,260 1,050 945 100 103
北海道 アキ 630 420 284 100 80
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 46.9 160 ↑ 130 ↑ 各地 生 1,890 651 254 94 105
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,050 100 100
カツオ 6.3 315 ↑ 131 ↑ 千葉ほか － 2,625 767 315 53 109
キンメダイ 10.9 108 103 各地 － 3,675 1,512 525 104 116
ムキカキ 20.4 103 100 三　陸 － 2,835 1,292 525 108 164
広　島 － 1,575 882 525 94 158


３　築地市場概況
　今週は２３日(水)が臨時休市のため５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ４％の減少となった。一般鮮魚を中心に取引日ごとにみていくと、１８日(金)はアジ・サバなどの主要鮮魚が減少、九州・山陰産スルメイカは上昇したが　相場は全般に小動き。１９日(土)の入荷量は増加、相場は産地・サイズによって高安まちまちの品目が多かった。２１日(月)の入荷量は前市とほぼ同じ、相場は高安まちまち。２２日(火)の入荷量は大幅増加、荷が減少したスルメイカは上昇したが、ほかは軟調。２４日(木)の入荷量は減少、アジ・スルメイカは値上がりしたが、増加した大中サイズのサバは下落した。
　主要魚種別にみると、アジは長崎・福岡・鳥取主体に入荷、数量は前週大量入荷したので１５％の減少だった。サバは千葉・新潟主体に入荷。イワシは長崎・鹿児島・愛媛・高知など西日本方面からの出荷が中心。１９日に若干荷がまとまった程度で依然として品薄状態。前年割れはすでに５ヵ月近く続いている。スルメイカは福岡・長崎・山口・島根主体に入荷、前週後半から入荷量が減少していて、前週比４２％減少、前年比５２％の減少となった。カツオが前週比３倍を越える入荷となったのは、小笠原沖で漁獲したカツオを出荷してきたため。