水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年2月2週 (2月8日～2月14日） 前年同期 （2月9日～2月15日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,945 764 430 752
　前　　　 週 　　　比 （％） 98 110 76 104
　前　年　同　期　比 （％） 91 95 79 96


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.2 89 ↓ 76 ↓ 各地 生 17,850 6,226 2,625 134 128
海外 生 8,400 3,557 2,625 87 113
メバチ 109.9 95 94 各地* 冷凍 3,780 882 630 100 97
アジ 64.2 97 71 ↓ 佐賀ほか 中 1,575 725 315 145 173
石川ほか 中小 840 462 368 110 144
サバ 48.1 120 ↑ 105 千葉ほか － 1,575 441 168 120 91 376-600g/尾
イワシ 15.9 237 ↑ 73 ↓ 千葉ほか － 1,575 525 210 63 128 120-80g/尾
スルメイカ 80.3 138 ↑ 131 ↑ 福岡ほか － 588 357 210 90 92 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.2 81 ↓ 40 ↓ 各地 － 341 － 302 － －
サンマ 12.5 68 ↓ 112 ↑ 各地 解凍 525 263 210 100 125 25入/4kg
カレイ 10.3 85 ↓ 114 ↑ 北海道 マ 735 735 735 92 83
青森ほか マコ 1,680 641 420 87 74
北海道 アカ 1,260 966 525 86 74
北海道 浅羽 840 599 210 84 56
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 15.4 92 62 ↓ 各地 ブリ 5,775 2,037 630 126 126
各地 ワラサ 893 714 473 113 113
ハマチ 59.1 108 107 各地 － 788 672 630 102 95
塩サケ 38.9 107 102 北海道 トキ 1,260 1,050 945 100 105
北海道 アキ 630 420 284 100 80
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 28.8 109 131 ↑ 各地 生 1,890 756 263 111 111
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,050 100 102
カツオ 8.9 182 ↑ 81 ↓ 宮崎ほか － 2,310 651 368 93 79
キンメダイ 11.6 141 ↑ 108 各地 － 2,940 1,596 1,260 113 96
ムキカキ 19.0 113 ↑ 88 ↓ 三　陸 － 2,835 1,260 525 115 176
広　島 － 1,575 935 735 110 178


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１０％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、８日(金)はアジなど主要品目の入荷は若干減少、週末需要の引き合いで値上がりする品目が多かった。９日(土)は連休を控えた積極的な買いが入ったので、大幅に増加したスルメイカなどは小安くなった程度、数量が少なめのサイズ・産地の品目は堅調な相場となった。１２日(火)は主要品目などの順調な出回りと天候悪化予報による抑え気味の仕入れのため、相場は軟調。１３日(水)は週半ばの取引だったが、しけによる入荷減少を見込んだ取引が入り、相場は小高い。１４日(木)は、しけのため入荷量は昨日に続き減少、品薄のため相場は堅調。
　主要魚種別にみると、アジは中型が佐賀・長崎、中小型が石川・鳥取主体に入荷。今週は中型の入荷が前週より少なく、価格は前週に比べ４５％値上がりした。サバは千葉・新潟・三重主体に入荷、数量はゴマサバが大幅に増えたため前週に比べ２割増加、減少したマサバの価格は２割上昇した。イワシは千葉・愛媛主体に入荷、前週比２倍強の入荷、久しぶりに１０トンを超えた。スルメイカは九州北部・山陰地方主体に入荷、高水準の入荷で価格は今年になっての最安値となった。今週は気温の低い日が続いたので、マダラ・ムキカキなどの鍋用商材が値上がりした。