水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年3月2週 (3月7日～3月13日） 前年同期 （3月9日～3月15日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,284 783 656 845
　前　　　 週 　　　比 （％） 91 101 81 92
　前　年　同　期　比 （％） 110 106 124 104


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 45.3 134 ↑ 116 ↑ 各地 生 15,750 5,424 2,625 99 104
海外 生 18,900 3,516 1,365 92 113
メバチ 124.7 93 95 各地* 冷凍 4,200 874 630 100 94
アジ 98.3 143 ↑ 135 ↑ 佐賀ほか 中 1,260 494 315 72 77
富山ほか 中小 735 368 210 97 105
サバ 40.8 102 80 ↓ 長崎ほか － 1,575 485 210 58 114 8-9入/5kg
イワシ 12.4 90 ↓ 58 ↓ 静岡ほか － 2,940 525 315 106 83 80-100g/尾
スルメイカ 31.3 88 ↓ 115 ↑ 福岡ほか － 840 664 242 99 87 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 24.1 121 ↑ 176 ↑ 各地 － 341 － 302 － －
サンマ 14.4 95 115 ↑ 各地 解凍 525 263 210 100 125 25入/4kg
カレイ 8.1 105 137 ↑ 北海道 マ 1,050 788 630 88 87
青森ほか マコ 1,785 903 735 93 66
北海道 アカ 1,470 956 525 73 73
北海道 浅羽 840 446 315 70 91
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 37.1 207 ↑ 135 ↑ 各地 ブリ 1,890 567 420 54 81
各地 ワラサ 840 515 420 77 74
ハマチ 40.6 77 ↓ 90 ↓ 各地 － 788 735 630 96 108
塩サケ 38.7 75 ↓ 101 北海道 トキ 1,050 840 630 91 84
北海道 アキ 630 368 263 95 70
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 15.1 90 ↓ 97 各地 生 1,575 662 263 56 －
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 100
カツオ 20.1 191 ↑ 74 ↓ 宮崎ほか － 3,675 1,145 473 91 91 3-5kg/尾
キンメダイ 10.6 119 ↑ 105 各地 － 3,150 1,565 1,050 85 110
ムキカキ 11.4 81 ↓ 80 ↓ 三　陸 － 1,890 672 210 68 128
広　島 － 945 599 420 88 127


３　築地市場概況
　今週は１２日(水)が臨時休市のため５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、７日(金)は前日豊富な出回りだったアジ・ブリ類の引き合い弱く弱含み。一方、カツオ・スルメイカは依然高値圏にある。８日(土)は大幅に増加したアジ・サバ・ブリ類が下落。入荷の少ないイワシ・スルメイカ・カツオは買いを集めて堅調。１０日(月)は前日の雨予報から引き合いは力強さを欠き、豊富な入荷と相まって相場は値下がりする品目が多かった。１１日(火)はアジ・ブリ類は保合、その他の主要品目は高安まちまち。１３日(木)は小型サイズを主体に増加したイワシ、カツオは値下がりした。大幅な増加となったアジ中は、値ごろ感から人気を集めて価格は横ばいを維持。スルメイカは強含み。
　主要魚種別にみると、アジは中型が佐賀・鳥取、中小型が富山・静岡主体に入荷、今週は中型主体の入荷で数量は今年最多。サバは長崎・千葉・静岡主体に入荷、総量は前週とほぼ同じだが、今週は日々の入荷量が比較的安定していた。近海物がまとまって入荷した日が多く、価格は前週に比べ４割強下落した。イワシは静岡・高知主体に入荷、小サイズ中心の入荷が続いている。スルメイカは福岡・長崎・山口・富山主体に入荷。ブリ・ワラサは前週に比べ倍増、価格は大幅に下がった。カツオは宮崎・三重主体に入荷、今週に入ってようやく入荷が順調に増えてきて、前週に比べ２倍近くになった。