水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年7月2週 (7月4日～7月10日） 前年同期 （7月6日～7月12日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,102 855 482 765
　前　　　 週 　　　比 （％） 96 114 70 103
　前　年　同　期　比 （％） 96 104 80 101


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 32.8 89 ↓ 61 ↓ 各地 生 12,600 2,922 1,050 131 152
海外 生 7,350 3,582 2,625 65 116
メバチ 101.2 95 68 ↓ 各地* 冷凍 3,990 1,026 540 99 116
アジ 82.0 113 ↑ 103 長崎ほか 中 1,155 609 368 105 82
長崎ほか 中小 735 441 315 101 88
サバ 34.1 120 ↑ 105 神奈川ほか － 735 351 168 74 125 ６－８入/５ｋ
イワシ 18.4 67 ↓ 34 ↓ 高知ほか － 1,575 515 315 128 153
スルメイカ 47.6 103 93 石川ほか － 1,050 420 210 106 85 ２５入/５ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 10.5 64 ↓ 142 ↑ 各地 － 394 － 315 － －
サンマ 20.7 113 ↑ 107 各地 解凍 525 263 210 100 125 ２５入/４ｋ
カレイ 8.6 89 ↓ 100 北海道 マ 1,050 756 420 105 86
青森ほか マコ 2,100 851 525 122 70
北海道 アカ 1,365 1,208 945 108 105
北海道 浅羽 315 315 315 - 71
ハマチ 13.0 107 46 ↓ 各地 － 1,050 956 945 100 158
塩サケ 34.2 95 82 ↓ 北海道 トキ 1,365 840 525 100 57
北海道 アキ 420 315 210 96 66
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 4.8 109 112 ↑ 各地 生 788 546 315 98 87
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 100
カツオ 91.9 121 ↑ 104 宮城ほか － 1,680 441 210 87 120 2-3k/尾
キンメダイ 10.4 86 ↓ 108 各地 － 2,625 1,176 1,050 107 76


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ１４％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、４日（金）は漁薄から入荷量が減少した。取引中に雨が強かった影響などから、買い控えの様相となり、相場は横ばい。５日（土）は入荷量が増加し、倍増のカツオが大幅に値を下げた。ほかの魚種は、休み前で引き合いが強く底堅い品物が多かった。７日（月）は、ぐずつき気味の天候で、週明けにしては引き合いが弱く、相場は小反落。８日（火）は、各地漁薄の影響で入荷量はさらに減少し、相場は小反発。１０日（木）は、入荷量は増加して増加安の魚種が多かった。新サンマが初入荷となった。前年初入荷と比べて数量は増加し、価格は２－４割安であった。次週から新サンマのデータを掲載します。
　主要魚種別にみると、アジの中型・中小型ともに長崎主体に入荷し、前週に比べ量は１割の増加、価格は、ほぼ同じであった。サバは神奈川・宮城主体に入荷し前週と比べて、量は２割の増加、価格は２割強下げた。イワシは高知・石川主体に入荷し、量は前週と比べて３割の減少、価格は３割弱上げた。スルメイカは石川主体に入荷し、前週と比べて量・価格ともほぼ同じであった。カツオは宮城主体に入荷し、量は２割の増加、価格は１．３割ほど下げた。