2008年7月4週

水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年7月4週

(7月18日～7月24日）

前年同期

（7月20日～7月26日）

１　品種別取扱状況

		総取扱数量	鮮魚類	冷凍魚類	塩干加工品
一日平均取扱数量	（ｔ）	1,826	723	413	690
前　　　週　　　比	（％）	94	98	78	103
前　年　同　期　比	（％）	87	82	83	95

2 魚種別取扱状況

品名	一日平均上場数量（ｔ）					主産地	銘柄	卸売価格（㎏／円）及び中値比較					今週の主力
品名	上場数量	前週比	増減	前年同期比	増減	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比	（サイズ）
マグロ	27.7	77	↓	75	↓	各地	生	14,700	3,080	1,050	126	112
マグロ	27.7	77	↓	75	↓	海外	生	5,565	4,751	3,675	87	124
メバチ	106.0	103		79	↓	各地*	冷凍	3,990	1,036	840	99	118
アジ	60.0	85	↓	70	↓	長崎ほか	中	1,575	840	368	150	148
アジ	60.0	85	↓	70	↓	石川ほか	中小	840	399	263	97	97
サバ	33.7	111	↑	92		宮城ほか	－	630	267	168	89	90	６－８入/５ｋ
イワシ	13.4	206	↑	24	↓	富山ほか	－	1,575	704	210	66	216
スルメイカ	51.9	95		75	↓	北海道ほか	－	840	491	168	156	117	25入/5ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ	6.8	82	↓	55	↓	各地	－	420	－	315	－	－
サンマ	22.2	80	↓	108		北海道	生	4,200	1,848	1,260	187	121	25入/4ｋ
カレイ	5.5	98		110	↑	北海道	マ	1,260	882	525	103	85
						青森ほか	マコ	2,100	945	630	78	67
						北海道	アカ	1,470	1,176	840	91	89
						北海道	浅羽	735	578	420	157	142
ハマチ	10.7	93		45	↓	各地	－	1,050	966	945	101	162
塩サケ	33.1	96		87	↓	北海道	トキ	1,365	840	525	100	57
塩サケ	33.1	96		87	↓	北海道	アキ	420	315	210	100	66
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	3.6	97		75	↓	各地	生	840	725	300	109	91
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	3.6	97		75	↓	各地	ぶわ	1,365	1,155	1,155	100	100
カツオ	89.0	107		91		宮城ほか	－	840	326	210	95	91	2-3k/尾
キンメダイ	9.6	97		93		各地	－	3,150	1,176	893	103	69

３　築地市場概況

　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ２％の減少となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、
１８日（金）は入荷量は横ばいで、引き続き低調な出回りのうえ、買い控え模様が強く、相場は全般に小動き。１９日（土）の入荷量は、各地の漁薄から連休前にしては少ない。それでも引き合いが強まったこともあり、相場は全般に小幅上伸した。２２日（火）は、アジ・イワシ・スルメイカなどが増加したため相場は反落した。値下がりと連休明けで、荷動きは上向いた。２３日（水）は入荷量は減少し、買い一服と「土用丑の日」を前に、一般鮮魚の買い控えなどから荷動きは鈍化、ほぼ全面安となった。２４日（木）は「土用丑の日」とあって、一般鮮魚の引き合いは弱く、相場は全般に弱保合。
　主要魚種別にみると、アジは中型が長崎、中小型が石川主体に入荷し、量は前週に比べ１．５割の減少、価格は中型が５割上昇し、中小型はほぼ同じであった。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ１割の増加、価格は１割下げた。イワシは富山主体に入荷し、量は２倍の増加、価格は３割強下げた。スルメイカは北海道・青森主体に入荷し、量は０．５割減少、価格は５割強上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は１割弱増加し、価格は若干下げた。新サンマは北海道主体に入荷し、量は２割減少し、価格は倍近く上げた。