水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年8月4週 (8月22日～8月28日） 前年同期 （8月24日～8月30日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,884 782 442 660
　前　　　 週 　　　比 （％） 108 119 101 101
　前　年　同　期　比 （％） 91 133 67 80


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 20.2 80 ↓ 55 ↓ 各地 生 10,815 4,962 2,100 105 139
海外 生 6,615 3,986 1,575 84 96
メバチ 90.0 105 66 ↓ 各地* 冷凍 4,725 1,068 840 103 126
アジ 65.7 138 ↑ 114 ↑ 佐賀ほか 中 1,260 641 315 72 120
鹿児島ほか 中小 840 578 315 94 143
サバ 26.3 92 81 ↓ 宮城ほか － 1,575 662 315 158 215 6－8入/5ｋ
イワシ 7.5 50 ↓ 45 ↓ 千葉ほか － 2,415 374 137 48 66
スルメイカ 44.3 92 71 ↓ 青森ほか － 945 605 273 134 176 20入/5ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 20.4 265 ↑ 268 ↑ 各地 － 420 - 315 - -
サンマ 174.8 158 ↑ 106 各地 生 1,890 515 263 61 128 23入/4ｋ
カレイ 2.7 93 48 ↓ 北海道 マ 945 788 735 107 106
青森ほか マコ 3,150 1,512 840 129 94
北海道 アカ 1,680 1,271 945 103 110
北海道 浅羽 525 350 315 - 123
ハマチ 13.2 117 ↑ 87 ↓ 各地 － 1,050 966 893 100 135
塩サケ 42.2 139 ↑ 139 ↑ 北海道 トキ 1,260 735 315 100 50
北海道 アキ 420 315 210 100 66
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 4.4 133 ↑ 94 各地 生 945 700 368 111 138
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 100
カツオ 42.5 77 ↓ 85 ↓ 宮城ほか － 1,155 840 368 133 131 5-3ｋ/尾
キンメダイ 6.7 69 ↓ 47 ↓ 各地 － 2,625 1,491 1,050 135 118


３　築地市場概況
　今週は、２７日（水）が臨時休市のため５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ１９％の増加であった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、２２日（金）は、入荷量は各地の漁薄から引き続き低調で、相場は全般に続堅調。サンマの三陸産が今季初の本格的出回りとなった。２３日（土）はサンマとスルメイカが大幅に増加して、増加安となった。全般には漁薄から低調な出回りで、小高い展開となる魚種が多かった。２５日（月）は、入荷量が減少し、相場は全般に続堅調。サンマの道東産・三陸産が潤沢入荷となり２割方下げた。２６日（火）は、入荷量はやや増加し相場は全般に小反落。２８日（木）は、入荷量は増加したが、雨による買い控えが響き、相場は全般に小安い。
　主要鮮魚別にみると、アジは中型が佐賀、中小型が鹿児島主体に入荷し、量は前週に比べ４割ほど増加し、価格は中型が３割弱下げ、中小型が１割弱下げた。サバは、宮城主体に入荷し、量は前週に比べ１割ほど減少し価格は６割弱上げた。イワシは、千葉・神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ大幅減、価格は中心サイズが前週の大から小になったので下げた。スルメイカは、青森主体に入荷し、量は前週に比べ１割ほど減少し、価格は３割ほど上げた。カツオは、宮城主体に入荷し、量は前週と比べ２割ほど減少し、価格は３割上げた。サンマは、北海道主体に入荷し、量は大幅に増加し、価格は４割ほど下げた。