水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年11月1週 (10月31日～11月6日） 前年同期 （11月2日～11月8日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,432 916 602 914
　前　　　 週 　　　比 （％） 135 120 146 145
　前　年　同　期　比 （％） 106 100 107 112


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.2 120 ↑ 82 ↓ 各地 生 10,500 4,707 1,155 90 119
海外 生 5,985 3,610 1,785 129 100
メバチ 97.3 96 75 ↓ 各地* 冷凍 3,885 1,023 788 104 119
アジ 74.1 140 ↑ 113 ↑ 鳥取ほか 中 1,050 462 315 80 105
静岡ほか 中小 525 305 158 89 78
サバ 47.5 115 ↑ 88 ↓ 長崎ほか － 2,415 450 263 110 123 6－8入/5Ｋ
イワシ 8.0 103 66 ↓ 千葉ほか － 2,100 656 189 170 106
スルメイカ 59.2 151 ↑ 99 青森ほか － 840 416 294 88 110 20入/5Ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 14.3 113 ↑ 207 ↑ 各地 － 368 － 249 － －
サンマ 118.8 107 128 ↑ 各地 生 1,890 229 158 91 109 25入/5Ｋ
カレイ 11.8 117 ↑ 115 ↑ 北海道 マ 735 588 420 91 97
青森ほか マコ 2,100 892 630 97 74
北海道 アカ 1,470 1,050 735 87 96
北海道 浅羽 630 499 210 119 95
ハマチ 25.9 133 ↑ 75 ↓ 各地 － 945 847 714 97 124
塩サケ 71.7 162 ↑ 149 ↑ 北海道 トキ 1,260 777 630 93 62
北海道 アキ 788 525 315 100 125
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 17.1 135 ↑ 79 ↓ 各地 生 1,890 1,040 525 121 75
各地 ぶわ 1,313 1,155 1,155 100 91
カツオ 10.5 44 ↓ 73 ↓ 宮城ほか － 4,725 1,386 315 137 114 5-3k/尾
キンメダイ 11.3 147 ↑ 126 ↑ 各地 － 4,200 1,365 1,155 84 82
ムキカキ 15.9 115 ↑ 92 三　陸 － 2,520 1,313 525 115 91
広島ほか － 1,890 956 420 106 110


３　築地市場概況
　今週は３日（月）が休市のため５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ２０％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、３１日（金）は、各地の漁薄から入荷量は少なく、月末の買い控えが影響し相場は弱保合。１日（土）は、入荷量が大幅に増加し、供給過剰感の強い取引となり相場は小安い。４日（火）は、入荷量が若干減少し、相場は全般に小動き。５日（水）は、各地の漁薄から入荷量は減少し、週半ばで買い控えムードが広がり、少ない割りに荷動きは停滞気味であった。６日（木）は、入荷量はほぼ同じ状況で、相場は全般に小幅下落。主要鮮魚別にみると、アジは、中型が鳥取・中小型が静岡主体に入荷し、量は前週と比べ４割の増加、価格は中型が２割、中小型が１割ほど下げた。サバは、長崎主体に入荷し、量は前週と比べ１．５割増加し、価格は１割ほど上げた。イワシは、千葉主体に入荷し、量は前週とほぼ同じで、価格は７割ほど上げた。スルメイカは、青森主体に入荷し、量は前週と比べ５割増加し、価格は１割強下げた。サンマは、岩手・宮城主体に入荷し、量は前週と比べ１割弱増加し、価格は１割弱下げた。カツオは、宮城主体に入荷し、量は大幅に減少し、価格は４割ほど上げた。