水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年12月1週 (11月28日～12月4日） 前年同期 （11月30日～12月6日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,352 791 779 782
　前　　　 週 　　　比 （％） 113 94 172 100
　前　年　同　期　比 （％） 96 100 99 91


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.2 107 73 ↓ 各地 生 13,440 4,848 1,890 88 91
海外 生 7,560 2,660 1,365 106 77
メバチ 116.7 105 79 ↓ 各地* 冷凍 5,040 986 788 100 106
アジ 56.7 111 ↑ 90 ↓ 鳥取ほか 中 1,050 525 242 65 120
富山ほか 中小 630 422 158 103 121
サバ 37.0 80 ↓ 77 ↓ 新潟ほか － 2,625 382 194 93 100 10－12入/5ｋ
イワシ 6.4 69 ↓ 116 ↑ 千葉ほか － 2,415 613 210 114 81
スルメイカ 63.0 112 ↑ 92 青森ほか － 735 357 252 87 103 15－20入/5ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.7 51 ↓ 64 ↓ 各地 － 368 － 249 － －
サンマ 60.6 79 ↓ 182 ↑ 各地 生 1,050 253 158 106 105 25入/5ｋ
カレイ 14.7 108 118 ↑ 北海道 マ 630 420 315 80 74
青森ほか マコ 2,100 831 735 86 71
北海道 アカ 1,260 744 315 79 75
北海道 浅羽 735 516 315 102 87
ハマチ 38.1 95 81 ↓ 各地 － 893 735 630 95 110
塩サケ 55.9 98 82 ↓ 北海道 トキ 840 683 420 100 59
北海道 アキ 735 630 273 97 164
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 20.3 87 ↓ 85 ↓ 各地 生 2,730 753 450 81 62
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 104 98
カツオ 3.5 76 ↓ 121 ↑ 宮崎ほか － 2,415 928 315 108 93 5-3k/尾
キンメダイ 8.5 91 92 各地 － 3,675 1,496 1,155 103 98
ムキカキ 17.9 96 95 三　陸 － 1,890 1,103 630 91 99
広島ほか － 1,470 928 578 96 86


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ６％の減少となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、２８日（金）は、天候の悪化及び月末を控えて見送りムードが強く、相場は全般に小幅下落。２９日（土）は、各地しけの影響で入荷量が減少したが、相場は概ね横ばい。１日（月）は、入荷量は減少し、相場は概ね小幅上伸。月替わりと週替わりが重なったが、総じて出回りは低調となった。２日（火）は、しけの影響で入荷量が減少し、相場はまちまち。３日（水）は、水曜日で買い控えムードが強かったこともあり、相場は全般に下落した。４日（木）は、入荷量は増加したが、荷動きは停滞気味で、相場は概ねもちあい。主要鮮魚別にみると、アジは中型が鳥取・中小型が富山主体に入荷し、量は前週と比べ１割ほど増加し、価格は中型が３．５割下げ、中小型がほぼ同じであった。サバは、新潟主体に入荷し、量は前週と比べ２割減少し、価格は若干下げた。イワシは、千葉主体に入荷し、量は前週と比べ３割ほど減少し、価格は１割強上げた。スルメイカは、青森主体に入荷し、量は前週と比べ１割ほど増加し、価格は１割ほど下げた。サンマは、岩手・宮城主体に入荷し、量は前週と比べ２割ほど減少し、価格は１割弱上げた。カツオは、宮崎主体に入荷し、量は前週と比べ２割ほど減少し、価格は１割ほど上げた。