水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2009年10月1週 (9月25日〜10月1日) 前年同期 (9月26日〜10月2日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 2,269 848 720 701
 前    週    比 (%) 105 76 208 100
 前 年 同 期 比 (%) 97 105 90 95


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 24.9 65 101 各地 9,450 4,536 1,575 103 72
海外 5,565 2,153 945 64 58
メバチ 84.0 84 83 各地* 冷凍 4,200 926 735 103 91
アジ 73.4 96 124 鳥取ほか 840 333 210 75 68
島根ほか 中小 368 280 105 82 67
サバ 51.6 115 166 青森ほか 1,785 464 210 92 60
イワシ 8.9 57 122 三重ほか 1,575 613 263 146 100
スルメイカ 75.2 98 144 青森ほか 630 397 210 105 90 15−20入/5kg
冷スルメイカ 7.4 104 79 各地 394 289
サンマ 162.1 68 96 各地 840 262 158 75 88 23入り/4kg
カレイ 7.4 83 132 北海道 840 569 315 111 75
青森ほか マコ 2,100 901 630 106 83
北海道 アカ 1,260 691 315 74 68
北海道 浅羽 735 394 315 102 125
ハマチ 14.0 67 110 各地 893 851 788 100 90
塩サケ 35.0 122 79 北海道 トキ 1,260 630 525 100 75
北海道 アキ 735 525 420 100 125
マダラ・塩タラ 9.5 76 103 各地 1,050 576 158 110 65
各地 ぶわ 1,050 977 945 98 89
カツオ 41.9 87 90 宮城ほか 1,785 662 158 148 124 5-3kg/尾
キンメダイ 6.4 71 102 各地 4,725 1,715 1,050


3 築地市場概況
 今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ24%の減少であった。一般鮮魚について取引日ごとにみていくと、25日(金)は全体として豊富な出回りとなり供給過剰気味の様子で相場は小幅下落。買い一服感も広がり、アジ・サンマ・スルメ・カツオなどが1割から3割の下げとなった。26日(土)も潤沢入荷が続き、荷あまり感が強まり続軟調。サンマは北海道・三陸ともに入荷多く2週間ぶりに300tを越え供給過剰感が強まった。28日(月)も入荷は豊富で荷余り感もあり週明けながら相場は伸びず小動きとなった。29日(火)は各地しけによる漁不調の影響で入荷は減少、全体としては相場は強もちあいとなったが、買い一服感も強くサンマ・アジなどは安値横ばいとなった。30日(水)は各地漁薄により入荷は大幅に落ち込んだが、週中と月末が重なり、さらに雨天となったために買い気は後退し小幅上伸となった。1日(木)は月替わりということで積極的に集荷され相場は小反落となった。カツオ・イワシ・スルメなどが2割前後下げた一方、サンマは買い気が上向き入荷増ながら強もちあいであった。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型は鳥取、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ4%減少し価格は中型が2.5割下げ、中小型は2割弱下げた。サバは青森主体に入荷し、量は前週に比べ15%増加し価格は1割弱下げた。イワシは三重主体に入荷し、量は前週に比べ43%減少し価格は4.5割ほど上げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ2%減少し、価格は0.5割上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ13%の減少で価格は5割ほど上げた。