2009年12月3週

水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2009年12月3週

(12月11日～12月17日）

前年同期

（12月12日～12月18日）

１　品種別取扱状況

		総取扱数量	鮮魚類	冷凍魚類	塩干加工品
一日平均取扱数量	（ｔ）	2,044	774	558	713
前　　　週　　　比	（％）	102	96	125	94
前　年　同　期　比	（％）	97	99	104	91

2 魚種別取扱状況

品名	一日平均上場数量（ｔ）					主産地	銘柄	卸売価格（㎏／円）及び中値比較					今週の主力
品名	上場数量	前週比	増減	前年同期比	増減	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比	（サイズ）
マグロ	38.4	101		105		各地	生	14,175	7,001	2,625	141	129
マグロ	38.4	101		105		海外	生	7,560	2,589	1,575	118	82
メバチ	122.4	109		97		各地*	冷凍	3,990	1,023	840	100	105
アジ	59.9	82	↓	107		新潟ほか	中	840	420	263	85	84
アジ	59.9	82	↓	107		島根ほか	中小	420	333	210	90	83
サバ	50.6	100		116	↑	長崎ほか	－	1,575	361	168	111	106
イワシ	25.1	121	↑	433	↑	静岡ほか	－	735	270	210	71	51
スルメイカ	48.8	165	↑	128	↑	青森ほか	－	630	448	210	86	101	20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ	12.8	99		136	↑	各地	－	328	-	288	-	-
サンマ	14.1	61	↓	35	↓	各地	生	735	315	263	100	133	25入り/4kg
カレイ	12.4	102		111	↑	北海道	マ	945	587	420	110	124
						青森ほか	マコ	1,575	709	525	99	92
						北海道	アカ	1,155	945	735	120	106
						北海道	浅羽	735	490	315	108	110
ハマチ	43.8	78	↓	96		各地	－	893	735	599	99	100
塩サケ	41.7	79	↓	77	↓	北海道	トキ	1,365	683	525	103	100
塩サケ	41.7	79	↓	77	↓	北海道	アキ	735	452	347	103	78
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	24.0	91		116	↑	各地	生	2,310	691	137	122	81
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	24.0	91		116	↑	各地	ぶわ	1,050	945	840	100	82
カツオ	4.1	93		195	↑	鹿児島ほか	－	2,310	735	210	70	75	5-3kg/尾
キンメダイ	6.7	85	↓	52	↓	各地	－	3,675	1,943	1,050	105	119
ムキカキ	16.5	90	↓	87	↓	三　陸	－	2,310	1,435	735	102	127
ムキカキ	16.5	90	↓	87	↓	広　島	－	1,680	1,208	1,050	103	139

３　築地市場概況

　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ４％の減少であった。一般鮮魚について取引日ごとにみていくと、１１日(金)は主要鮮魚のほとんどが入荷減少となったが、前日の潤沢入荷の影響で買い一服感が強まり相場は弱もちあい。アジは大幅減となったが安値横ばい、サバも半減したが小動きにとどまった。１２日(土)はアジ・サバなどが入荷減となり２割前後値を上げる一方、スルメ・ブリなどが漁好転で入荷増となり１割前後下落するなど相場はまちまちとなった。また、気温が上昇するとの予測からタラ類の引きが弱く1割ほど下落した。１４日(月)はアジ・サバ・イワシなどが増加し、やや荷余り感も出て１－２割の下落となり全体として弱もちあい。一方スルメはほぼ同量ながら九州産などが１－２割上げた。１５日（火）は入荷が減少したが買い一服感と高値警戒から相場は小動きにとどまった。減少したアジ・スルメは１－２割値を上げ、同じく減少したサバ・イワシは潤沢入荷の後で買い気薄く安値となった。１６日(水)はしけの影響で全般的に入荷が低調だったが、週中の買い気薄から小幅な値動きとなり相場は小動き。サバは減少したが横ばい。アジもやや減ったが相場は前日並み。一方スルメは３割程度減少し１割の上伸となった。１７日（木）も各地漁薄で入荷は少なく、相場は強もちあい。アジは急減し２割程度上伸。サバは入荷増ながらゴマサバが品薄となった影響でしっかり。一方イワシは順調な出回りとなり、１－２割の下げとなった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が新潟、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ１８％減少したが価格は中型が１．５割、中小型は１割下げた。サバは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ同量だったが価格は1割ほど上げた。イワシは静岡主体に入荷し、量は前週に比べ２１％増加し価格は３割ほど下げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ６５％増加し、価格は１．５割ほど下げた。サンマは千葉主体に入荷し、量は前週と比べ３９％減少したが価格は変わらずであった。カツオは鹿児島主体に入荷し、量は前週と比べ７％減少したが価格は３割ほど下げた。