水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2010年1月1週 (1月5日～1月7日） 前年同期 （1月5日～1月8日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,838 627 423 788
　前　　　 週 　　　比 （％） 77 77 71 81
　前　年　同　期　比 （％） 98 90 106 102


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 38.0 74 ↓ 85 ↓ 各地 生 73,500 5,700 2,100 96 79
海外 生 8,400 3,341 1,575 117 86
メバチ 86.7 73 ↓ 92 各地* 冷凍 6,300 1,054 788 101 109
アジ 44.1 104 63 ↓ 富山ほか 中 1,365 998 840 122 230
富山ほか 中小 735 613 315 139 123
サバ 26.7 57 ↓ 77 ↓ 千葉ほか － 2,310 1,103 525 328 218 5－8入/5kg　　
イワシ 9.6 79 ↓ 148 ↑ 神奈川ほか － 1,575 753 420 156 117
スルメイカ 24.9 46 ↓ 57 ↓ 岩手ほか － 945 522 420 124 109 10－20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 14.3 84 ↓ 110 ↑ 各地 － 328 - 289 - -
サンマ 13.3 92 84 ↓ 各地 解凍 525 399 263 - 152 25入り/4kg
カレイ 5.0 41 ↓ 77 ↓ 北海道 マ 840 840 840 151 160
青森ほか マコ 1,260 665 315 70 83
北海道 アカ 1,365 1,050 840 114 67
北海道 浅羽 1,050 805 630 145 133
ハマチ 54.8 99 118 ↑ 各地 － 840 714 630 97 97
塩サケ 24.4 43 ↓ 57 ↓ 北海道 トキ 1,365 683 136 100 100
北海道 アキ 735 452 347 100 96
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 25.9 84 ↓ 134 ↑ 各地 生 2,100 875 245 141 87
各地 ぶわ 1,050 1,015 840 107 88
カツオ 2.6 113 ↑ 118 ↑ 高知ほか － 2,310 1,365 525 101 179
キンメダイ 10.7 113 ↑ 96 各地 － 3,365 1,785 1,050 89 94
ムキカキ 19.2 108 91 三　陸 － 2,625 1,698 840 106 137
広　島 － 1,680 1,173 945 94 149


３　築地市場概況
　平成２２年もよろしくお願いします。１月第１週は３日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ２３％の減少であった。
　一般鮮魚を中心に取引をみていくと、５日（火）の初市は例年と比べて順調な出回りとなったが、北日本や北陸の天候悪化のため荷不足予測も出て相場は小高いとなった。アジ・スルメ・ブリが前年初市と比較して３割前後高く、イワシ・カツオが３割程度安かった。生本マグロの本数は国内が１２９本で昨年と比べ増加し、海外は７５本と減少した。６日（水）はまだ休漁中の産地が多い上、しけの影響もあり入荷は低調で相場は小幅上伸。アジ・イワシ・スルメ・ブリ・キンメが入荷減となり１－２割の上伸となった。７日（木）は入荷はやや回復したものの荷不足予測もあり相場は続堅調であった。アジ・スルメが入荷少なく値を上げ、イワシ・キンメは入荷増ながら絶対量不足で下げ止まりの状態。こうした中、ゴマサバの入荷がまとまった影響でマサバは急減ながら相場は小動きにとどまった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型・中小型とも富山主体に入荷し、量は前週と比べ４％増加したが価格は中型が２割強、中小型が４割ほど上げた。サバは千葉主体に入荷し、量は前週と比べ４３％減少し価格は３倍強上げた。イワシは神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ２１％減少し価格は５．５割ほど上げた。スルメイカは岩手主体に入荷し、量は前週と比べ５４％減少し価格は２．５割ほど上げた。カツオは高知主体に入荷し、量は前週と比べ１３％増加し価格はほぼ変わらずであった。