水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2010年2月4週 (2月19日〜2月25日) 前年同期 (2月20日〜2月26日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 2,028 852 485 690
 前    週    比 (%) 110 117 100 109
 前 年 同 期 比 (%) 104 108 106 98


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 36.8 96 123 各地 18,900 4,410 2,100 110 73
海外 6,300 2,193 1,260 93 96
メバチ 86.7 107 94 各地* 冷凍 4,200 984 767 99 109
アジ 77.3 101 129 長崎ほか 1,050 494 315 118 82
新潟ほか 中小 840 452 263 123 96
サバ 51.4 142 117 静岡ほか 1,260 296 168 76 39
イワシ 18.8 80 303 静岡ほか 1,260 394 263 125 51
スルメイカ 61.6 167 134 長崎ほか 462 386 245 76 75 10-20入/5kg
冷スルメイカ 4.8 45 24 各地 340 - 302 - -
サンマ 15.3 97 85 各地 解凍 525 399 263 100 152
カレイ 11.2 106 129 北海道 1,050 809 420 96 95
青森ほか マコ 1,365 578 420 73 79
北海道 アカ 1,050 830 315 90 83
北海道 浅羽 840 735 315 108 140
ハマチ 42.4 94 76 各地 840 714 683 100 104
塩サケ 18.2 91 62 北海道 トキ 788 683 525 100 103
北海道 アキ 420 368 315 100 100
マダラ・塩タラ 24.6 88 120 各地 1,155 410 175 114 72
各地 ぶわ 1,050 1,029 840 100 109
カツオ 33.6 161 118 宮崎ほか 2,100 473 263 95 85 5-3kg/尾
キンメダイ 7.2 107 80 各地 4,200 2,037 1,050 100 114
ムキカキ 19.1 88 86 三 陸 1,995 903 420 73 102
広 島 1,260 798 525 88 125


3 築地市場概況
今週は24日が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ17%の増加であった。
一般鮮魚を中心に取引をみていくと、19日(金)は全般的に入荷増となり相場は小幅下落。静岡産がまとまって入荷が倍増したマサバが2―3割の下落となったのを始め、アジ・スルメが増加し1割程度値を下げた。20日(土)は入荷がさらに増加し相場は弱もちあい。アジ・スルメが入荷増で1割程度続落し、ブリもやや増えて小幅続落となった。一方マサバは大幅減少したが小動きにとどまった。22日(月)も順調な出回りでアジ・イワシが2割程度下落し、サバもやや増加して小幅の下落となった。一方カツオはやや増加ながら全般にもちあいとなった。23日(火)も入荷は順調で相場はまちまち。サバ・ブリが増加して2割前後下落した一方でスルメ・イワシが絶対量不足で値を上げた。こうした中、アジは量は豊富だが九州地方の漁薄を反映してしっかりとなった。25日(木)は各地漁好調を受けて全般に豊富な出回りとなり相場は小幅下落。アジ・サバ・メジなどが増加して1−2割の下落。カツオも八丈島産が今季最多の出回りとなり全般に小安いとなった。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は新潟主体に入荷し、量は前週に比べ1%増加し価格は中型が2割弱上げ、中小型も2割強上げた。サバは静岡主体に入荷し、量は前週に比べ42%増加し価格は2.5割ほど下げた。イワシは静岡主体に入荷し、量は前週に比べ20%減少し価格は2.5割上げた。スルメイカは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ67%増加し、価格は2.5割ほど下げた。カツオは宮崎主体に入荷し、量は前週と比べ61%増加し価格は0.5割下げた。