水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2010年7月4週 (7月16日〜7月22日) 前年同期 (7月17日〜7月23日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 1,929 782 502 645
 前    週    比 (%) 103 111 100 97
 前 年 同 期 比 (%) 109 110 121 101


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 27.3 114 69 各地 12,600 3,888 1,575 129 126
海外 9,450 4,413 3,150 101 118
メバチ 104.9 106 98 各地* 冷凍 4,515 958 714 100 108
アジ 76.1 106 98 長崎ほか 1,575 567 210 78 87
長崎ほか 中小 735 368 210 85 135
サバ 31.2 110 100 宮城ほか 1,365 378 168 118 122
イワシ 47.3 122 217 千葉ほか 840 294 158 67 72
スルメイカ 59.1 140 109 北海道ほか 630 412 210 79 85 10−20入り/5kg
冷スルメイカ 10.4 113 116 各地 355 - 329 - -
サンマ 17.4 114 48 各地 3,675 1,218 735 - -
カレイ 4.3 72 126 北海道 1,155 840 630 98 86
青森ほか マコ 1,890 945 525 180 95
北海道 アカ 1,260 924 420 117 80
北海道 浅羽 840 - 315 - -
ハマチ 11.0 71 77 各地 998 - 945 - -
塩サケ 29.4 97 97 北海道 トキ 1,155 840 683 100 133
北海道 アキ - - - - -
マダラ・塩タラ 3.5 90 78 各地 840 693 420 103 132
各地 ぶわ 1,050 893 840 94 89
カツオ 101.9 136 196 宮城ほか 1,470 284 158 48 44 2kg台/尾
キンメダイ 10.4 137 186 各地 4,200 1,512 1,050 103 92


3 築地市場概況
今週は19日(月)が祝日のため、5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ11%の増加であった。
一般鮮魚を中心に取引をみていくと、16日(金)漁薄から減少した魚種が多かったが、買い一服から伸びを欠く展開となった。相場は弱保合。17日(土)各卸の積極集荷により総じて増加し、相場は下落。連休の前で買い気が強かったため取引は活発だったが、一斉に出回りが増えたことで供給過剰感が否めず、カツオやイワシ、スルメなどが売り急がれた。20日(火)全般に高水準な出回りから過剰感が強く「暑さで末端消費が鈍っている」(買参人)ことも響き、連休明けながら荷動きは低調だった。相場は弱保合。21日(水)漁薄から総じて減少したが、相場は全般に軟調。22日(木)連日の猛暑による消費後退により買い気は上向かず、潤沢入荷となったイワシやスルメが売り急がれたほか、アジやサバといった減少した魚種の取引も低迷した。相場は小幅続落。
主要鮮魚別に見ると、アジは中型・中小型ともに長崎主体に入荷し、量は前週に比べ6%増加し価格は中型が2割強下げ、中小型は1.5割下げた。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ10%増加し価格は2割弱上げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ22%増加し価格は3割強下げた。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ40%増加し、価格は2割ほど下げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ36%増加し価格は5割強下げた。※(平成22年7月4週より上記の2.魚種別取扱状況のサンマにおいては、銘柄を解凍より生に変更します。このため、前週比、前年同期比は−になっています。)