水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2010年10月1週 (10月1日～10月7日） 前年同期 （10月2日～10月8日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,322 982 570 770
　前　　　 週 　　　比 （％） 120 132 95 129
　前　年　同　期　比 （％） 116 109 129 117


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 29.5 77 ↓ 92 各地 生 8,925 4,625 1,260 93 90
海外 生 5,250 3,144 2,100 99 105
メバチ 98.7 117 ↑ 104 各地* 冷凍 3,150 963 714 100 104
アジ 73.6 143 ↑ 140 ↑ 長崎ほか 中 840 385 210 75 58
長崎ほか 中小 420 301 210 54 56
サバ 42.1 193 ↑ 75 ↓ 長崎ほか － 1,785 426 210 47 108
イワシ 18.5 178 ↑ 250 ↑ 神奈川ほか － 1,785 588 168 88 77
スルメイカ 47.4 141 ↑ 70 ↓ 青森ほか － 693 424 315 65 119 ２０入/５ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 15.3 105 196 ↑ 各地 － 341 - 329 - -
サンマ 160.8 104 91 北海道 生 1,575 347 210 101 122
カレイ 6.8 103 80 ↓ 北海道 マ 735 643 315 102 96
青森ほか マコ 1,785 767 420 88 86
北海道 アカ 1,365 903 231 113 105
北海道 浅羽 735 - 420 - -
ハマチ 13.9 139 ↑ 71 ↓ 各地 － 998 - 893 - -
塩サケ 43.1 133 ↑ 154 ↑ 北海道 トキ 1,260 945 630 100 150
北海道 アキ 630 525 420 100 100
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 14.4 138 ↑ 107 各地 生 1,260 735 420 86 132
各地 ぶわ 945 - 840 - -
カツオ 61.4 138 ↑ 143 ↑ 宮城ほか － 1,260 483 210 77 61 ５－３ｋｇ/尾
キンメダイ 7.6 146 ↑ 75 ↓ 各地 － 4,725 1,935 1,155 115 102
ムキカキ 9.3 - ↑ 89 ↓ 三　陸 － 3,990 1,932 1,050 - 144
広　島 － 2,205 1,833 1,470 - 158


３　築地市場概況
　今週は６日が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ３２％の増加であった。
一般鮮魚を中心に取引をみていくと、１日（金）スルメとイワシが増加安となり、月替わりや天候の回復で、低調続きだった買い気が上向き、全般に取引は活発化した。ただし値はそれほど上がらず相場は弱保合となった。２日（土）各地の好漁を受けて全般に高水準な出回り。活発な取引だったが、供給過剰感の影響により相場は下落となった。４日（月）予想に反して日曜日が好天となったため、買い気は良好。相場は小反発。５日（火）サンマとカツオが豊富だった一方、サバやスルメ、イワシなどは漁薄から少なめ。全般にまずまずの売れ行きだった。相場は保合。７日（木）各地の好漁を受け、アジやサバなど総じて潤沢な出回りでほぼ全面安の展開。相場は下落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型ともに長崎主体に入荷し、量は前週に比べ４３％増加し価格は中型が２．５割下げ中小型は４．５割ほど下げた。サバは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ９３％増加し、価格は５割強下げた。イワシは神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ７８％増加し、価格は１割ほど下げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ４１％増加し、価格は３．５割下げた。サンマは北海道主体に入荷し、量は前週と比べ４％増加し価格はほとんど変わらず。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ３８％増加し価格は２割強下げた。※（平成２２年１０月１週よりムキカキが入荷しましたので、上記の２．魚種別取扱状況において追加します。）