水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2011年11月3週 (11月11日～11月17日） 前年同期 （11月12日～11月18日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,690 717 386 587
　前　　　 週 　　　比 （％） 83 77 92 87
　前　年　同　期　比 （％） 91 97 84 88


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 25.5 95 112 ↑ 各地 生 15,225 3,874 1,050 98 81
海外 生 6,300 4,140 2,100 109 138
メバチ 89.3 98 92 各地* 冷凍 4,200 1,079 788 102 106
アジ 47.2 58 ↓ 71 ↓ 千葉ほか 中 1,155 525 263 128 176 130-250ｇ/尾
島根ほか 中小 525 385 210 136 129 80-129ｇ/尾
サバ 36.3 88 ↓ 91 千葉 － 2,520 564 294 139 115 8入/4.5-5ｋｇ
イワシ 14.4 116 ↑ 122 ↑ 鳥取 － 1,575 324 105 99 54 45-50入/5ｋｇ
スルメイカ 43.1 64 ↓ 98 北海道 － 798 445 315 118 98 20入/5ｋｇ前後
冷ｽﾙﾒｲｶ 11.5 58 ↓ 82 ↓ 各地 － 414 - 381 - -
サンマ 63.3 70 ↓ 136 ↑ 岩手 生 1,050 289 210 102 92 25入/4ｋｇ
カレイ 18.4 90 ↓ 126 ↑ 北海道 マ 630 473 315 113 104
青森 マコ 1,050 693 315 94 88
北海道 アカ 1,050 587 315 83 82
北海道 浅羽 630 420 210 100 -
ハマチ 35.5 81 ↓ 156 ↑ 各地 － 788 665 546 96 87 5-6ｋｇ/尾
塩サケ 34.5 99 86 ↓ 北海道 トキ 1,260 945 578 100 120
北海道 アキ 945 788 525 100 150
タラ類 21.4 88 ↓ 115 ↑ 北海道ほか 生 1,260 630 210 - 51 4-5ｋｇ/尾
宮城 ぶわ 1,050 - 840 - - 4-7入/5ｋｇ
カツオ 27.2 93 113 ↑ 宮城 － 1,890 613 210 81 95 3-4ｋｇ/尾
キンメダイ 6.1 85 ↓ 64 ↓ 静岡ほか － 4,200 1,820 1,050 96 124 1-2ｋｇ/尾
ムキカキ 14.4 102 98 三陸 － 3,465 - 1,050 - -
各地 － 2,835 1,487 735 89 109


３　築地市場概況
　今週は通常通り、６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ２３％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１１日（金）全般に入荷が減少した中、買い一服や天候不良の影響で伸び悩み、相場は弱保合。１２日（土）前日降雨による消費鈍化が影響する中、カツオやワラサは値を下げる等全般に伸び悩み、相場は弱保合。１４日（月）アジやスルメイカが小幅下落した一方で、品薄気味のサバは底堅く、ブリは良品が買われ反発し、相場は小動き。１５日（火）サバが品薄高となったほかアジやスルメイカが反発する一方で、ワラサやメジなどは下落し、相場は高安まちまち。１６日（水）各地漁薄により全般に低調な出回りの中、週半ばで買い気は後退し伸び悩む展開となり、相場は小動き。１７日（木）アジやサバ、カツオが増加し値を下げた一方で、品薄気味のワラサやスルメイカは値を上げ、相場は弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型は千葉・長崎主体、中小型は島根・千葉主体に入荷し、量は前週に比べ42％減少し、価格は中型が3割弱、中小型は3.5割強それぞれ上げた。サバは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ12％減少し、価格は4割弱上げた。イワシは鳥取主体に入荷し、量は前週に比べ16％増加し、価格はほぼ変わらず。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ36％減少し、価格は2割弱上げた。サンマは岩手主体に入荷し、量は前週に比べ30％減少し、価格はほぼ変わらず。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ7％減少し、価格は2割弱下げた。