水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2012年2月2週 (2月3日～2月9日） 前年同期 （2月4日～2月10日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,507 637 305 564
　前　　　 週 　　　比 （％） 82 92 65 85
　前　年　同　期　比 （％） 86 78 90 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 19.9 114 ↑ 88 ↓ 各地 生 12,600 4,100 2,100 79 103
海外 生 6,090 3,778 2,835 106 117
メバチ 77.3 98 106 各地* 冷凍 3,150 1,023 788 98 101
アジ 41.7 75 ↓ 46 ↓ 富山 中 1,365 578 420 118 188 140-250ｇ/尾
富山 中小 1,050 412 263 100 177 110-125ｇ/尾
サバ 47.9 74 ↓ 102 千葉ほか － 1,890 429 210 161 96 6-8入/5ｋｇ
イワシ 12.5 91 44 ↓ 千葉ほか － 2,100 291 168 97 133 60-70入/5ｋｇ
スルメイカ 23.7 53 ↓ 29 ↓ 長崎 － 630 539 315 126 166 20入/5ｋｇ前後
冷ｽﾙﾒｲｶ 10.9 70 ↓ 195 ↑ 各地 － 459 - 341 - -
サンマ 5.9 111 ↑ 109 北海道 解凍 525 368 315 100 100 25入/4ｋｇ
カレイ 11.4 93 82 ↓ 北海道 マ 840 770 525 122 120
青森 マコ 1,050 604 420 104 107
北海道 アカ 1,155 788 525 102 107
北海道 ｱｻﾊﾞ 945 - 210 - -
ハマチ 72.7 98 129 ↑ 愛媛ほか － 788 578 504 98 83 5-6ｋｇ/尾
塩サケ 21.0 99 78 ↓ 北海道 トキ 1,785 1,015 578 88 135
北海道 アキ 1,050 578 399 85 110
タラ類 28.4 97 100 岩手ほか 生 1,365 508 210 85 129 4-5ｋｇ/尾
宮城 ぶわ 1,050 893 735 - 94 4-7入/5ｋｇ
カツオ 4.0 138 ↑ 41 ↓ 千葉ほか － 3,675 893 210 117 136 4-6ｋｇ/尾
キンメダイ 5.6 89 ↓ 73 ↓ 千葉 － 4,200 2,135 945 102 123 0.5-1.5ｋｇ/尾
ムキカキ 21.1 112 ↑ 108 三陸 － 3,150 2,156 840 102 249
広島 － 1,365 992 735 98 98


３　築地市場概況
　今週は通常通り、６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ８％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、３日（金）全国的なしけの影響で一段と荷が減少する中、明日も少ない見通しから相場は全般に小高い。４日（土）絶対量不足や前荷薄などから買われ、週明けから停滞気味だった荷動きは好転し、相場はしっかり。６日（月）イナダ（ブリ幼魚）が急反落したほか、アジやサバ、スルメイカなどもやや値を下げ、相場は弱保合。７日（火）前日からの雨で買い気が大きく後退する中、サバやスルメイカが大きく値を下げたほか、ほぼ全面安の展開となり、相場は下落。８日（水）しけの影響で全般に低調な出回りの中、週半ばや前日までの雨で買い気は上向かず伸び悩む展開となり、相場は弱保合。９日（木）西日本を中心としたしけの影響で引き続き低調な出回りの中、明日も少ない見通しから相場は小幅上伸。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型・中小型ともに富山主体に入荷し、量は前週に比べ２５％減少し、価格は中型が２割弱上げたが、中小型は変わらず。サバは千葉・高知主体に入荷し、量は前週に比べ２６％減少し、価格は６割強上げた。イワシは千葉・宮城主体に入荷し、量は前週に比べ９％減少し、価格はやや下げた。スルメイカは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ４７％減少し、価格は２・５割強上げた。カツオは千葉・静岡主体に入荷し、量は前週に比べ３８％増加し、価格は１．５割強上げた。