水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成26年4月2週 (4月4日～4月10日） 前年同期 （4月5日～4月11日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,840 756 485 599
　前　　　 週 　　　比 （％） 97 114 78 98
　前　年　同　期　比 （％） 95 99 89 95


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 23.8 71 ↓ 86 ↓ 各地 生 14,040 5,934 2,376 117 112
海外 生 12,420 2,552 2,160 103 87
メバチ 107.9 107 102 各地* 冷凍 3,240 913 702 100 117
アジ 75.1 184 ↑ 116 ↑ 長崎 中 1,404 562 270 74 88 160-200ｇ/尾
高知ほか 中小 1,080 475 324 78 96 110ｇ/尾
サバ 44.1 93 102 静岡 － 2,160 376 259 132 146 7-8入/5ｋｇ
イワシ 32.4 129 ↑ 118 ↑ 三重 － 756 292 151 105 84 100-110ｇ/尾
スルメイカ 8.8 68 ↓ 102 島根ほか － 1,188 922 468 158 146 20入/5ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 12.6 67 ↓ 56 ↓ 各地 － 513 - 432 - -
サンマ 4.7 102 73 ↓ 各地 解凍 648 - 432 - - 23-25入/4ｋｇ
カレイ 11.0 82 ↓ 85 ↓ 北海道 マ 864 864 864 135 -
青森 マコ 756 - 432 - -
北海道 アカ 864 540 432 69 71
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - -
ハマチ 16.9 111 ↑ 59 ↓ 愛媛ほか － 1,080 1,026 972 101 171 5-6ｋｇ/尾
塩サケ 37.7 84 ↓ 101 北海道 トキ 1,296 1,080 810 101 129
北海道 アキ 864 540 324 101 92
タラ類 10.6 106 99 岩手ほか 生 1,080 - 324 - - 3-5ｋｇ/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 756 - - 4-7入/5ｋｇ
カツオ 27.6 96 51 ↓ 宮崎 － 5,940 799 324 128 165 4-7ｋｇ/尾
キンメダイ 7.7 107 93 静岡 － 7,344 2,095 1,080 112 115 0.5-1.5ｋｇ/尾


３　築地市場概況
　今週は、９日（水）が臨時休市だったため、５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ１４％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、４日（金）前日からの悪天候により、鮮魚類の荷動きは振るわず、保合圏内での弱めの値動きが目立つなど、相場は弱保合。５日（土）しけの影響で全般に入荷水準が低かったうえ、天候の回復や休市控えという条件も重なり、買い気は上向いたことから、相場は小幅上伸。７日（月）休市明けで買い気良く、荷動きはおおむね順調で、アジやスルメイカ、カツオを中心に値を上げるなど、相場は強保合。８日（火）半減したアジやイワシが値上がりした一方、増加したスルメイカは下落し、急減したサバも前荷づかえから値を下げるなど、相場は高安まちまち。１０日（木）サバが急増したほか、アジやイワシ、カツオなども倍以上に増えたため、仲卸や買参は模様眺めの姿勢が強まり、相場は下落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型は長崎、中小型は高知、鳥取主体に入荷し、入荷量は前週に比べ８４％増加し、価格は中型は約２．５割安、中小型は２割強安。サバは静岡主体に入荷し、入荷量は前週に比べ７％減少し、価格は３割強高。イワシは三重主体に入荷し、入荷量は前週に比べ２９％増加し、価格は０．５割高。スルメイカは島根、長崎主体に入荷し、入荷量は前週に比べ３２％減少し、価格は６割弱高。カツオは宮崎主体に入荷し、入荷量は前週に比べ４％減少し、価格は３割弱高。