水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成26年7月2週 (7月4日～7月10日） 前年同期 （7月5日～7月11日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,619 742 335 543
　前　　　 週 　　　比 （％） 97 115 67 103
　前　年　同　期　比 （％） 98 102 90 99


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.9 84 ↓ 77 ↓ 各地 生 21,600 3,378 1,296 157 131
海外 生 6,804 2,628 2,160 84 85
メバチ 91.4 106 90 ↓ 各地* 冷凍 3,564 944 734 100 115
アジ 61.9 78 ↓ 70 ↓ 長崎 中 1,620 713 324 155 133 160-300g/尾
長崎ほか 中小 972 540 432 126 112 110g/尾
サバ 34.8 105 120 ↑ 千葉ほか － 1,080 315 216 109 88 7-8入/5kg
イワシ 43.9 164 ↑ 271 ↑ 千葉 － 1,620 432 162 107 79 100-110g/尾
スルメイカ 38.7 129 ↑ 129 ↑ 北海道 － 864 469 216 100 95 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 8.9 92 76 ↓ 各地 － 513 - 432 - -
サンマ 4.2 150 ↑ 58 ↓ 北海道 解凍 648 - 432 - - 23-25入/4kg
カレイ 10.4 82 ↓ 135 ↑ 北海道 マ 864 - 432 - -
青森 マコ 648 - 540 - -
北海道 アカ 972 540 324 74 -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - -
ハマチ 10.6 122 ↑ 72 ↓ 愛媛ほか － 1,134 1,080 1,026 100 122 5-6kg/尾
塩サケ 24.1 86 ↓ 94 北海道 トキ 1,620 1,296 1,080 100 130
北海道 アキ 864 540 324 100 93
タラ類 9.0 113 ↑ 118 ↑ 岩手 生 648 - 270 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 972 - 756 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 80.2 213 ↑ 98 宮城 － 1,512 313 130 48 73 2kg/尾
キンメダイ 11.2 120 ↑ 120 ↑ 静岡ほか － 9,720 1,642 972 99 117 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は、９日（水）が休市日だったため、５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ１５％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、４日（金）減少したアジ、イワシが値上がりしたものの、急増したカツオを始め、サバ、スルメが値を下げるなど、相場は軟調。５日（土）休市前で買い気良く、急増したイワシ以外は軒並み値を上げるなど、軟調相場から一転、相場は反発。７日（月）雨市のため買い気はいまひとつ、引き続き値が下がったイワシ以外は軒並み保合圏内での取引となるなど、相場は小動き。８日（火）台風による天候の悪化予報から買い気は低調で、スルメが値を下げたが、全般的に小幅な値動きでの取引となるなど、相場はおおむね保合。１０日（木）全般的に荷が減少し、アジが２割、サバが５割と大きく値を上げるなど、相場は堅調。本日は少量だが、生鮮サンマが初入荷。昨年の初荷と比べほぼ倍値となった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型は長崎、中小型は長崎、佐賀主体に入荷し、入荷量は前週に比べ２２％減少し、価格は中型は５．５割高、中小型は約２．５割高。サバは千葉、宮城主体に入荷し、入荷量は前週に比べ５％増加し、価格は約１割高。イワシは千葉主体に入荷し、入荷量は前週に比べ６４％増加し、価格は１割弱高。スルメイカは北海道主体に入荷し、入荷量は２９％増加し、価格は変わらず。カツオは宮城主体に入荷し、入荷量は１１３％増加し、価格は５割強安。