水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2014年8月3週 (8月15日～8月21日） 前年同期 （8月16日～8月22日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,359 592 322 445
　前　　　 週 　　　比 （％） 96 111 77 95
　前　年　同　期　比 （％） 92 98 84 92


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 25.3 92 120 ↑ 各地 生 10,800 4,057 1,296 103 108
海外 生 7,884 2,844 2,268 87 81
メバチ 77.2 82 ↓ 96 各地* 冷凍 3,024 946 734 99 110
アジ 54.3 103 91 長崎 中 1,512 689 270 80 113 180g/尾
長崎 中小 1,188 738 324 84 113 110g/尾
サバ 31.3 119 ↑ 119 ↑ 長崎ほか － 1,944 1,242 324 116 181 7-10入/4.5-5kg
イワシ 24.7 186 ↑ 245 ↑ 北海道 － 1,620 689 324 69 82 100-130g/尾
スルメイカ 31.4 144 ↑ 72 ↓ 青森 － 648 540 216 67 110 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 10.9 53 ↓ 142 ↑ 各地 － 513 - 432 - -
サンマ 43.9 757 ↑ 177 ↑ 北海道 生 3,240 1,323 540 46 23-25入/4kg
カレイ 5.5 102 80 ↓ 北海道 マ 864 - 324 - -
青森 マコ 1,404 540 432 - -
北海道 アカ 1,404 - 648 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - 324 - - -
ハマチ 12.0 82 ↓ 80 ↓ 愛媛ほか － 1,134 1,080 1,026 100 123 5-6kg/尾
塩サケ 22.5 89 ↓ 106 北海道 トキ 1,620 1,296 1,080 100 154
北海道 アキ 864 540 324 100 93
タラ類 6.6 103 106 岩手ほか 生 864 - 432 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 972 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 26.5 103 55 ↓ 宮城ほか － 3,240 1,026 324 89 148 3-4kg/尾
キンメダイ 6.0 158 ↑ 61 ↓ 東京ほか － 9,720 2,214 1,296 77 148 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
今週は１５日から１７日まで休市のため、４日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ１１％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１８日（月）スルメが半値水準に下落したのを始め、カツオ、イワシも値下がりするなど、相場は反落。生サンマは今年初めてまとまった入荷となった。１９日（火）水曜休みがない週2日目の取引で引き合いは弱く、倍増したアジが３－４割、サンマが１－２割値下がりし、相場は続落。２０日（水）アジとサンマが１万箱を超える潤沢な入荷となったほか、イワシ、カツオも増加し、引き続き値を下げるなど、相場は続落。２１日（木）前日までの荷余り感から荷動きは停滞。スルメがやや値を上げ、アジ、カツオ、サンマは値を下げたが、極端な値動きは少なく、全般的に相場は小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型ともに長崎主体に入荷し、入荷量は前週に比べ３％増加し、価格は中型が約２割安、中小型は約１．５割安。サバは長崎、神奈川主体に入荷し、入荷量は前週に比べ１９％増加し、価格は約１．５割高。イワシは北海道主体に入荷し、入荷量は８６％増加し、価格は約３割安。スルメイカは青森主体に入荷し、入荷量は前週に比べ４４％増加し、価格は３割強安。カツオは宮城、鹿児島主体に入荷し、入荷量は前週に比べ３％増加し、価格は約１割安。生サンマは前年同期に比べ、入荷量は７７％増加し、価格は約５．５割安。