水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成27年6月2週 (6月5日～6月11日） 前年同期 （6月6日～6月12日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,615 747 330 538
　前　　　 週 　　　比 （％） 80 96 57 82
　前　年　同　期　比 （％） 97 97 98 95


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均取扱数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
取扱
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.2 94 52 ↓ 各地 生 9,720 3,192 1,944 103 166
海外 生 19,980 2,538 2,160 107 83
メバチ 96.3 106 108 各地* 冷凍 2,700 950 702 100 99
アジ 64.4 80 ↓ 66 ↓ 千葉 中 1,080 346 216 113 89 250g/尾
長崎ほか 中小 756 443 378 105 123 110g/尾
サバ 37.2 110 ↑ 112 ↑ 千葉ほか － 648 361 173 99 101 7-8入/5kg
イワシ 37.3 93 208 ↑ 鳥取ほか － 864 497 216 159 153 120g/尾
スルメイカ 17.3 61 ↓ 68 ↓ 石川 － 1,296 628 252 139 131 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 13.5 94 94 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 9.0 98 180 ↑ 各地 解凍 540 - 378 - -
カレイ 11.0 64 ↓ 67 ↓ 北海道 マ 810 551 324 119 124
青森 マコ 756 630 432 73 117
北海道 アカ 972 680 432 107 120
北海道 ｱｻﾊﾞ 648 - 324 - -
ハマチ 19.8 111 ↑ 204 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 864 100 95 5-6kg/尾
塩サケ 27.0 94 84 ↓ 北海道 トキ 2,160 1,674 1,080 141 117
北海道 アキ 864 756 540 100 140
タラ類 9.9 109 104 岩手ほか 生 648 540 432 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 972 972 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 61.9 122 ↑ 99 千葉ほか － 2,160 464 216 69 105 1.8-2kg/尾
キンメダイ 11.0 83 ↓ 93 伊豆諸島 － 4,860 1,685 1,080 104 105 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は１０日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、５日（金）全般的に入荷は減少。急減したスルメが７－８割急反発したが、アジやカツオは同一水準を保ち、相場は強保合。６日（土）休市前だが、全体的な潤沢入荷で引き合いは弱い。イワシ、カツオはわずかに値下がりしたものの、アジ、スルメはほぼ変わらず、相場は小動き。８日（月）休市明けで買い気は順調。急減したイワシが３－４割値上がりした一方、増加したスルメは２－３割値を下げるなど、相場は高安まちまち。９日（火）全体的な入荷は増加。スルメが２－３割値下がりした半面、アジは一万箱を超える潤沢入荷でありながら２－３割値を上げるなど、相場は高安まちまち。１１日（木）カツオは一万箱を超える潤沢入荷であったものの、急減したアジ、イワシを中心に高めの価格形成となり、相場は強保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が銚子、中小型が長崎、福岡主体に入荷、数量は前週に比べ２０％減少し、価格は中型が１割強高、中小型が０．５割高。サバは千葉、神奈川主体に入荷、数量は前週に比べ１０％増加し、価格はほぼ変わらず。イワシは鳥取、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ７％減少し、価格は約６割高。スルメイカは石川主体に入荷、数量は前週に比べ３９％減少し、価格は約４割高。カツオは千葉、宮城主体に入荷、数量は前週に比べ２２％増加し、価格は約３割安。