水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年8月4週 (8月19日～8月25日） 前年同期 （8月21日～8月27日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,148 535 234 379
　前　　　 週 　　　比 （％） 81 80 80 82
　前　年　同　期　比 （％） 83 78 93 86


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 26.3 89 ↓ 109 各地 生 16,200 6,365 2,160 130 108
海外 生 8,640 3,463 2,160 120 101
メバチ 60.1 89 ↓ 88 ↓ 各地* 冷凍 3,240 917 702 93 102
アジ 30.4 54 ↓ 57 ↓ 長崎 中 2,160 1,145 756 133 189 160-180g/尾
愛媛ほか 中小 1,836 940 648 249 193 100-110g/尾
サバ 13.0 61 ↓ 54 ↓ 石川ほか － 2,160 912 432 167 118 8-10入/5kg
イワシ 9.1 29 ↓ 43 ↓ 北海道ほか － 3,240 767 216 158 120 50-100g/尾
スルメイカ 17.3 101 61 ↓ 北海道ほか － 1,188 810 540 120 128 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.8 64 ↓ 56 ↓ 各地 － 446 － 405 － －
サンマ 34.6 107 38 ↓ 北海道 生 3,780 1,620 648 200 206 27-28入/4kg
各地 解凍 648 － 432 － －
カレイ 3.8 88 ↓ 59 ↓ 北海道 マ － 540 － － －
宮城ほか マコ 1,836 － 540 － －
北海道 アカ 1,512 － 540 － －
北海道 ｱｻﾊﾞ － － － － －
ハマチ 17.0 71 ↓ 111 ↑ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 83 5-6kg/尾
塩サケ 21.8 85 ↓ 98 北海道 トキ 1,944 1,620 1,296 100 87
北海道 アキ 864 756 648 100 100
タラ類 4.4 69 ↓ 59 ↓ 岩手ほか 生 918 648 324 120 80 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 972 864 － 100 4-7枚入/5kg
カツオ 22.8 72 ↓ 54 ↓ 宮城 － 3,024 929 324 108 134 2-3kg/尾
キンメダイ 4.5 70 ↓ 63 ↓ 東京ほか － 6,048 2,376 1,620 133 103 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２４日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ２０％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１９日（金）全体の入荷が減少し、引き合いは強まった。入荷が半減したカツオが２割値を上げるなど、相場は強保合。２０日（土）全体の入荷増と天候の悪化で荷動きは低調。サバが１－２割値を上げ、スルメが１割値を下げるなどしたが、全体の相場は保合。２２日（月）週明けだが、台風による荒天の影響で引き合いは低調。アジが３割、サバが２割、スルメが２－３割値を下げるなど、相場は下落。２３日（火）台風の影響で消費が進まず、鮮魚類の引き合いは弱め。入荷が半減したイワシが１－３割、スルメが３－４割値を上げ、相場は小戻し。２５日（木）休市明けで天候もよく買い気は上向き。大量入荷したサンマが３－５割、スルメが１－２割値を下げるなど、相場は軟調。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が愛媛、長崎主体に入荷、数量は前週に比べ４６％の減少、価格は中型が３．５割弱高、中小型は約２．５倍高。サバは石川、宮城主体に入荷、数量は前週に比べ３９％の減少、価格は６．５割強高。イワシは北海道、愛知主体に入荷、数量は前週に比べ７１％の減少、価格は６割弱高。スルメイカは北海道、青森主体に入荷、数量は前週とほぼ変わらず、価格は２割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ２８％減少し、価格は１割弱高。サンマは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ７％の増加、価格は生が倍値。