水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年9月2週 (9月2日～9月8日） 前年同期 （9月4日～9月10日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,253 618 261 374
　前　　　 週 　　　比 （％） 104 121 82 99
　前　年　同　期　比 （％） 75 72 84 74


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 28.4 109 94 各地 生 24,840 6,395 2,376 87 100
海外 生 6,480 3,726 2,160 109 103
メバチ 62.1 108 72 ↓ 各地* 冷凍 4,104 983 702 100 106
アジ 33.8 96 69 ↓ 長崎 中 2,376 846 324 98 142 160-180g/尾
静岡ほか 中小 1,404 540 216 82 111 110-120g/尾
サバ 27.3 176 ↑ 80 ↓ 静岡ほか － 1,620 511 324 43 119 8-10入/5kg
イワシ 21.4 148 ↑ 193 ↑ 北海道 － 1,296 486 216 92 74 100g/尾
スルメイカ 21.8 137 ↑ 62 ↓ 青森ほか － 1,080 686 540 110 125 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.7 74 ↓ 29 ↓ 各地 － 446 － 405 － －
サンマ 98.5 147 ↑ 56 ↓ 北海道 生 3,240 810 540 75 123 27入/4kg
各地 解凍 648 － 432 － －
カレイ 5.9 131 ↑ 47 ↓ 北海道 マ 864 － 324 － －
宮城ほか マコ 1,728 756 324 － 117
北海道 アカ 1,080 702 324 － 93
北海道 ｱｻﾊﾞ 864 － 324 － －
ハマチ 16.1 106 110 ↑ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 83 5-6kg/尾
塩サケ 19.2 96 82 ↓ 北海道 トキ 1,944 1,620 1,296 100 87
北海道 アキ 864 756 648 100 100
タラ類 6.0 125 ↑ 57 ↓ 岩手ほか 生 1,404 － 324 － － 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 － 864 － － 4-7枚入/5kg
カツオ 43.7 175 ↑ 88 ↓ 宮城 － 2,700 486 162 62 78 2-3kg/尾
キンメダイ 3.9 115 ↑ 42 ↓ 東京ほか － 5,400 2,430 1,620 94 137 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ２１％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）全体の入荷増で買い気は鈍化。イワシが１－２割値を上げる一方、大量入荷のサンマが１割値を下げるなど、相場は高安まちまち。３日（土）休市前で買い気はやや上向き。アジが２割、イワシ、スルメが１－２割値を下げるなど、相場は小安い。５日（月）休み明けで買い気はまずまずだが、高値疲れムードもあってほぼ全面安の取引。アジが２－３割、スルメ、カツオが１－２割値を下げるなど、相場は小幅下落。６日（火）水曜休市がないことから買い気は弱め。スルメが１割、サンマが小幅に値を下げるなど、相場は軟調。７日（水）水曜市で買い気は低調。イワシが４割、アジが２割値を下げるなど、相場は続軟調。８日（木）全体の入荷増で買い気は弱め。入荷増のアジが２－３割値を下げるなどしたが、全体的な価格は変わらず、相場は小動き。　
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が静岡、鳥取主体に入荷、数量は前週に比べ４％の減少、価格は中型ががほぼ変わらず、中小型は２割弱安。サバは静岡、青森主体に入荷、数量は前週に比べ７６％の増加、価格は５．５割強安。イワシは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ４８％の増加、価格は１割弱安。スルメイカは青森、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ３７％増加し、価格は１割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ７５％増加し、価格は４割弱安。サンマは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ４７％の増加、価格は生が２．５割安。