水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年9月5週 (9月23日～9月29日） 前年同期 （9月25日～10月1日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,508 818 255 436
　前　　　 週 　　　比 （％） 96 101 89 91
　前　年　同　期　比 （％） 92 114 56 92


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 38.4 117 ↑ 131 ↑ 各地 生 15,120 5,804 1,620 127 90
海外 生 6,264 3,506 2,160 102 92
メバチ 65.7 76 ↓ 93 各地* 冷凍 4,644 1,006 702 100 108
アジ 47.2 203 ↑ 100 長崎 中 2,160 637 324 59 144 160-180g/尾
富山 中小 756 475 270 51 115 100-110g/尾
サバ 31.3 166 ↑ 109 和歌山 － 2,160 501 281 76 78 10入/5kg
イワシ 23.7 87 ↓ 87 ↓ 青森ほか － 1,296 443 216 78 126 100-110g/尾
スルメイカ 20.3 89 ↓ 68 ↓ 北海道 － 1,188 782 540 108 154 20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.7 68 ↓ 48 ↓ 各地 － 446 － 405 － －
サンマ 151.8 93 117 ↑ 北海道ほか 生 3,564 464 324 78 83 27入/4kg
各地 解凍 648 － 432 － －
カレイ 7.4 103 79 ↓ 北海道 マ 756 594 432 － 106
青森ほか マコ 1,296 540 324 55 95
北海道 アカ 1,080 832 432 114 120
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 540 324 100 －
ハマチ 19.7 91 146 ↑ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 23.5 105 98 北海道 トキ 1,944 1,620 1,296 100 87
北海道 アキ 864 756 648 100 88
タラ類 10.9 96 103 青森ほか 生 1,080 － 432 － － 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 － 864 － － 4-7枚入/5kg
カツオ 44.0 98 256 ↑ 宮城 － 1,944 562 216 116 49 2-3kg/尾
キンメダイ 6.0 67 ↓ 90 ↓ 東京ほか － 4,320 1,971 1,404 91 96 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２８日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２３日（金）休市明けだが雨市で買い気は低調。スルメが２割、アジとイワシがそれぞれ１－２割値を上げるなど、相場は小高い。２４日（土）休市前だが入荷増と不安定な天候により買い気は弱め。アジが３－４割、イワシが小幅に値を下げるなど、相場は小反落。２６日（月）週明けで天候も回復し、買い気は上向き。入荷増のアジ、スルメがそれぞれ３－４割、２－３割値を下げる一方、入荷減のイワシが小幅に値を上げるなど、全体の相場は高安まちまち。２７日（火）休市前だが買い気はいまひとつ。入荷減のサバ、イワシが小幅に値を上げる一方、入荷微増のスルメ、カツオが小幅に値を下げるなど、全体の相場は小動き。２９日（木）休市明けだが引き合いは弱め。カツオが１－２割、サンマが１割値を上げるほか、サバが２－３割、アジが１－２割値を下げるなど、相場は高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が富山主体に入荷、数量は前週に比べ約２倍の増加、価格は中型が約４割安、中小型は約５割安。サバは和歌山主体に入荷、数量は前週に比べ６６％の増加、価格は約２．５割安。イワシは青森、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１３％の減少、価格は２割強安。スルメイカは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１１％の減少、価格は１割弱高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週とほぼ変わらず、価格は約１．５割高。サンマは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ７％の減少、価格は生が２割強安。