水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年10月2週 (10月7日～10月13日） 前年同期 （10月9日～10月15日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,441 699 275 467
　前　　　 週 　　　比 （％） 85 88 65 96
　前　年　同　期　比 （％） 84 85 73 89


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 34.9 108 114 ↑ 各地 生 11,340 4,450 1,620 115 76
海外 生 5,940 3,645 2,160 98 101
メバチ 69.0 81 ↓ 90 ↓ 各地* 冷凍 3,780 1,047 702 102 110
アジ 41.3 80 ↓ 72 ↓ 長崎ほか 中 2,160 713 432 165 154 160-180g/尾
千葉 中小 864 648 432 164 154 100-110g/尾
サバ 37.0 106 106 和歌山ほか － 2,160 812 216 179 115 8-10入/5kg
イワシ 32.9 94 125 ↑ 青森ほか － 864 313 216 104 80 110-120g/尾
スルメイカ 8.5 64 ↓ 48 ↓ 北海道 － 1,404 1,119 929 124 165 20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 7.4 125 ↑ 62 ↓ 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 84.5 59 ↓ 64 ↓ 岩手ほか 生 4,320 907 378 205 195 27-30入/4kg
カレイ 5.5 65 ↓ 68 ↓ 北海道 マ 1,080 666 324 128 99
宮城ほか マコ 972 648 324 - 75
北海道 アカ 1,080 778 432 100 76
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 558 324 122 103
ハマチ 20.7 111 ↑ 111 ↑ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 20.0 83 ↓ 80 ↓ 北海道 トキ 1,944 1,620 1,296 100 87
北海道 アキ 864 756 648 100 88
タラ類 12.1 102 84 ↓ 青森ほか 生 1,404 - 540 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 28.9 61 ↓ 278 ↑ 宮城 － 2,268 1,037 324 196 55 3kg/尾
キンメダイ 4.3 66 ↓ 57 ↓ 東京ほか － 4,860 2,376 1,404 109 105 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 4.6 153 ↑ 77 ↓ 三陸 － 3,780 2,439 1,620 75 121
各地 － 2,376 - 1,404 - -


３　築地市場概況
　今週は１０日（月）が祝日のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１２％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、７日（金）週末の取引に入り、荷動きは順調。サンマが入荷減で小幅に値を上げるなど、全般は小幅な値動きにとどまり、相場は小動き。８日（土）全国的なしけの影響で低調な出回り。サバ、カツオが２－３割、アジが小幅に値を上げるなど、連休前でほぼ全面高の取引となり、相場は上伸。１１（火）連休明けで荷動きは順調。入荷半減のサンマが５－１０割、スルメが１－２割値を上げるなど、相場は小幅続伸。１２日（水）全体は入荷減だが水曜市で買い気は低調。カツオが２割、スルメが１－２割値を下げるなど、相場は小反落。１３日（木）全体の入荷増で買い気は弱め。カツオが２－３割値を上げる一方、サンマが３－５割値を下げるなど、全体の相場は高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、鹿児島、中小型は千葉主体に入荷、数量は前週に比べ２０％減少し、価格は中型が６．５割高、中小型が約６．５割高。サバは和歌山、宮城主体に入荷、数量は前週に比べ６％増加し、価格は約８割高。イワシは青森、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ６％減少し、価格は約０．５割高。スルメイカは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ３６％減少し、価格は約２．５割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ３９％減少し、価格は約９．５割高。生サンマは岩手、北海道、宮城主体に入荷、数量は前週に比べ４１％減少し、価格は１０．５割高。