水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年11月4週 (11月18日～11月24日） 前年同期 （11月20日～11月26日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,435 688 297 450
　前　　　 週 　　　比 （％） 95 95 93 97
　前　年　同　期　比 （％） 88 85 100 85


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 25.9 94 82 ↓ 各地 生 34,560 9,041 2,160 103 156
海外 生 10,260 3,303 1,296 95 103
メバチ 99.3 130 ↑ 116 ↑ 各地* 冷凍 3,240 1,138 756 100 114
アジ 41.2 88 ↓ 63 ↓ 長崎 中 1,620 680 324 107 157 160-180g/尾
石川 中小 648 421 216 100 105 100-110g/尾
サバ 34.9 112 ↑ 76 ↓ 千葉 － 2,700 465 216 121 68 10入/5kg
イワシ 16.8 205 ↑ 365 ↑ 三重 － 1,080 529 216 65 72 100g/尾
スルメイカ 6.6 88 ↓ 16 ↓ 北海道 － 1,620 1,210 864 110 240 20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 9.4 241 ↑ 136 ↑ 各地 － 1,013 － 743 － －
サンマ 40.4 66 ↓ 87 ↓ 岩手 生 1,620 432 324 100 114 27入/4kg
各地 解凍 648 － 540 － －
カレイ 17.5 96 93 北海道 マ 648 － 216 － －
宮城ほか マコ 1,080 － 216 － －
北海道 アカ 864 － 432 － －
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 － 324 － －
ハマチ 29.8 99 114 ↑ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 23.7 88 ↓ 79 ↓ 北海道 トキ 1,404 1,296 972 100 69
北海道 アキ 1,026 810 648 100 100
タラ類 24.4 97 100 青森ほか 生 1,836 1,296 540 － － 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 － 864 － － 4-7枚入/5kg
カツオ 7.8 132 ↑ 116 ↑ 鹿児島 － 3,240 1,080 324 69 106 4kg/尾
キンメダイ 8.7 109 145 ↑ 東京ほか － 3,780 2,160 1,080 92 95 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２３日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ５％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１８日（金）全体の入荷減などから買い気はまずまず。スルメが浜高を受けて４－５割値を上げる反面、イワシが1－2割値を下げるなど、相場は高安まちまち。１９日（土）各地しけの影響で低調な出回りだが、高値嫌気に加え、降雨の影響で売れ行きは鈍化。全体的に値を下げ、相場は小幅下落。２１日（月）休市明けだが入荷増で荷動きは低調。サバが２－３割、アジ、イワシが１－２割値を下げるなど、相場は小幅続落。２２日（火）全体の入荷減と休市前で買い気はまずまず。アジが小幅に値を上げる一方、イワシが３割値を下げるなど、相場は小動き。２４日（木）休市明けだが降雪の影響で買い気はいまひとつ。目立った値動きはなく、全般の相場は保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が石川主体に入荷、数量は前週に比べ１２％の減少、価格は中型が０．５割強高、中小型は変わらず。サバは千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１２％の増加、価格は約２割高。イワシは三重主体に入荷、数量は前週に比べ２倍強の増加、価格は３．５割安。スルメイカは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１２％の減少、価格は１割高。カツオは鹿児島主体に入荷、数量は前週に比べ３２％の増加、価格は約３割安。生サンマは岩手主体に入荷、数量は前週に比べ３４％の減少、価格は変わらず。