水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年12月2週 (12月2日～12月8日） 前年同期 （12月4日～12月10日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,552 718 343 492
　前　　　 週 　　　比 （％） 119 124 110 118
　前　年　同　期　比 （％） 92 92 103 85


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 34.4 129 ↑ 93 各地 生 16,200 9,207 2,160 94 141
海外 生 6,156 2,929 2,268 100 85
メバチ 86.1 106 97 各地* 冷凍 3,564 1,146 756 102 108
アジ 48.0 119 ↑ 59 ↓ 佐賀ほか 中 1,620 518 270 79 165 160-180g/尾
島根 中小 648 475 216 129 101 80-100g/尾
サバ 41.1 126 ↑ 87 ↓ 千葉ほか － 1,620 364 216 88 77 10入/5kg
イワシ 19.7 131 ↑ 221 ↑ 宮城ほか － 1,620 421 216 95 122 110-120g/尾
スルメイカ 9.8 123 ↑ 35 ↓ 青森 － 1,080 924 756 94 147 15-20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.5 224 ↑ 83 ↓ 各地 － 1,013 － 743 － －
サンマ 9.9 55 ↓ 141 ↑ 宮城 生 864 454 324 82 － 30入/4ｋｇ
各地 解凍 648 － 540 － －
カレイ 12.2 93 74 ↓ 北海道 マ 648 432 270 － －
宮城ほか マコ 864 － 270 － －
北海道 アカ 864 － 540 － －
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 － 216 － －
ハマチ 38.0 118 ↑ 85 ↓ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 35.4 144 ↑ 98 北海道 トキ 1,404 1,296 972 100 69
北海道 アキ 1,026 810 648 100 100
タラ類 24.7 117 ↑ 100 岩手ほか 生 1,944 － 540 － － 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 － 864 － － 4-7枚入/5kg
カツオ 3.8 141 ↑ 224 ↑ 長崎ほか － 3,240 1,145 432 57 48 3-4kg/尾
キンメダイ 7.3 114 ↑ 126 ↑ 千葉ほか － 4,320 2,117 1,080 98 75 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 15.3 120 ↑ 92 三陸 － 3,240 1,827 1,090 102 97
各地 － 2,160 － 1,188 － －


３　築地市場概況
　今週は７日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ２４％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）週末の取引に入り、買い気はやや上向き。サンマ、アジなどの入荷が大幅減で全体の相場は弱保合。３日（土）休市前だが荷もたれ感から買い気は弱め。アジが１－２割値を上げる一方、サバ、カツオが２割値を下げるなど、相場は小動き。５日（月）週明けだが全体の入荷増で買い気はいまひとつ。イワシが２－３割、アジは１－２割値を下げるなど、相場は小幅安。６日（火）休市前と全体の入荷減で荷動きは好転。サバ、スルメが小幅に値を下げるなど、相場は小甘い。８日（木）休市明けで買い気はやや上向き。アジが２割、サバが１－２割値を上げるなど、相場は強保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が佐賀、長崎、中小型は島根主体に入荷、数量は前週と比べ１９％増加し、価格は中型が約２割安、中小型が約３割高。サバは千葉、新潟主体に入荷、数量は前週に比べ２６％増加し、価格は１割強安。イワシは宮城、青森主体に入荷、数量は前週に比べ３１％増加し、価格は０．５割安。スルメイカは青森主体に入荷、数量は前週に比べ２３％増加し、価格は約０．５割安。カツオは長崎、鹿児島主体に入荷、数量は前週に比べ４１％増加し、価格は４．５割弱安。生サンマは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ４５％減少し、価格は２割弱安。