水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年6月3週 (6月16日～6月22日） 前年同期 （6月17日～6月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,371 671 263 437
　前　　　 週 　　　比 （％） 100 102 100 97
　前　年　同　期　比 （％） 96 97 94 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 60.7 143 ↑ 94 ↓ 各地 生 12,960 1,751 1,080 68 93 -
海外 生 3,240 2,596 2,376 52 86 -
メバチ 72.7 112 ↑ 107 ↑ 各地* 冷凍 3,024 1,204 972 99 124 -
アジ 60.7 114 ↑ 95 ↓ 長崎 中 1,620 562 216 105 121 200g/尾
石川ほか 中小 540 356 216 73 97 100-110g/尾
サバ 26.2 98 ↓ 96 ↓ 千葉ほか － 1,620 480 216 88 90 7-8入/5kg
イワシ 55.9 100 173 ↑ 宮城ほか － 540 229 162 78 47 110-120g/尾
スルメイカ 25.5 142 ↑ 127 ↑ 石川 － 756 566 389 86 107 25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.9 94 ↓ 34 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 6.1 84 ↓ 100 各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 17.5 118 ↑ 145 ↑ 北海道 マ 648 - 216 - - -
宮城ほか マコ 648 - 216 - - -
北海道 アカ 864 - 432 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 216 - - -
ハマチ 11.2 97 ↓ 69 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 129 5-6kg/尾
塩サケ 21.5 109 ↑ 104 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 4.8 80 ↓ 74 ↓ 青森ほか 生 810 - 540 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 52.2 82 ↓ 63 ↓ 千葉 － 5,400 497 270 79 144 ２kg/尾
キンメダイ 9.1 99 ↓ 83 ↓ 高知ほか － 3,240 1,922 1,080 102 124 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２１日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１６日（金）入荷は減少したが、前日からの荷余り感で買い気は低調。アジやイワシが強保合だったのに対して、サバやメジが小安いなど、相場全体では小動き。１７日（土）休み前で買い気は好調。アジのしっかりや、カツオの３～４割続伸などもあり、相場全体でも強保合。１９日（月）週明けだが、全体の入荷が増えて買い気は弱め。さらにイワシが軟調、アジやカツオが１～２割下落したこともあり、相場全体でも弱保合。２０日（火）買い気はやや低調。カツオが小反発だった反面、サバやスルメが小安かったことなどもあり、相場全体では小動き。２２日（木）休市明けだが、入荷が増えたため買い気は今一つ。カツオとブリが強保合だったが、アジが２割、イワシが全体的に下落したため、相場全体では小甘い。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が石川、長崎主体に入荷、数量は前週に比べ１４％増加し、価格は中型が０．５割高、中小型が２．５割強安。サバは千葉、石川主体に入荷、数量は前週に比べわずかに減少し、価格は１割強安。イワシは宮城、静岡主体に入荷、数量は前週と変わらず、価格は２割強安。スルメイカは石川主体に入荷、数量は前週に比べ４２％増加し、価格は約１．５割安。カツオは千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１８％減少し、価格は約２割安。