水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年7月3週 (7月14日～7月20日） 前年同期 （7月15日～7月21日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,265 643 250 371
　前　　　 週 　　　比 （％） 109 117 99 105
　前　年　同　期　比 （％） 94 101 87 87


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 24.8 79 ↓ 71 ↓ 各地 生 16,740 5,729 1,944 120 149 -
海外 生 9,504 4,768 2,376 109 149 -
メバチ 56.2 77 ↓ 89 ↓ 各地* 冷凍 3,024 1,213 972 100 125 -
アジ 59.5 142 ↑ 91 ↓ 長崎ほか 中 2,160 583 216 122 106 160-180g/尾
長崎 中小 756 540 324 103 78 110-120g/尾
サバ 25.7 114 ↑ 90 ↓ 神奈川 － 756 419 216 115 92 7-8入/5kg
イワシ 44.5 94 ↓ 120 ↑ 北海道 － 648 346 162 128 64 110-150g/尾
スルメイカ 22.1 123 ↑ 106 ↑ 青森 － 1,080 592 432 105 96 25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.7 161 ↑ 48 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 6.2 135 ↑ 86 ↓ 北海道 生 2,700 2,484 1,620 46 64 -
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 7.6 72 ↓ 110 ↑ 北海道 マ 810 - 216 - - -
宮城ほか マコ 864 - 216 - - -
北海道 アカ 972 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - - -
ハマチ 9.8 123 ↑ 57 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 125 5-6kg/尾
塩サケ 17.5 111 ↑ 99 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 4.2 105 ↑ 78 ↓ 青森ほか 生 810 - 756 103 - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 67.8 128 ↑ 112 ↑ 宮城 － 1,836 486 216 120 122 2kg/尾
キンメダイ 19.4 188 ↑ 192 ↑ 高知ほか － 3,240 1,426 864 77 87 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は１７日（月）が祝日のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１７％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１４日（金）週末に入り、買い気は上向き。サバが５－６割上伸したのに対して、イワシやカツオが１－３割値を下げるなど、相場全体では高安まちまち。１５日（土）休市前だが、入荷が増えて引き合いは弱め。しかしアジが１－３割上伸したことなどもあり、相場全体では強保合。１８日（火）連休明けで買い気は上向き。またサバやイワシが１－３割値を上げたこともあり、相場全体では小高い。１９日（水）入荷は減少したが、水曜市で買い気は低調。しかしアジやカツオが２－４割値を上げたことなどもあり、相場全体では強保合。２０日（木）全体の入荷が増えて買い気は低調。さらにイワシの続軟調やスルメイカの小安いなど、相場全体では軟調。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・千葉、中小型が長崎主体に入荷、数量は前週に比べ４２％の増加、価格は中型が２割強高、中小型はわずかに値上がりした。サバは神奈川主体に入荷、数量は前週に比べ１４％の増加、価格は１．５割高。イワシは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ６％の減少、価格は３割弱高。スルメイカは青森主体に入荷、数量は前週に比べ２３％の増加、価格は０．５割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ２８％増加、価格は２割高。サンマは北海道産が入荷、数量は前週に比べ３５％の増加、価格は前週が初入荷だったこともあり、半値以下となった。