水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年7月4週 (7月21日～7月27日） 前年同期 （7月22日～7月28日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,141 579 200 362
　前　　　 週 　　　比 （％） 90 90 80 98
　前　年　同　期　比 （％） 90 91 90 88


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 23.6 95 ↓ 93 ↓ 各地 生 18,900 6,061 2,160 106 99 -
海外 生 11,880 4,047 2,376 85 134 -
メバチ 60.2 107 ↑ 87 ↓ 各地* 冷凍 4,320 1,221 972 101 126 -
アジ 55.1 93 ↓ 82 ↓ 長崎 中 2,160 518 270 89 89 160-180g/尾
長崎 中小 540 443 324 82 103 110-120g/尾
サバ 21.8 85 ↓ 75 ↓ 宮城ほか － 1,080 406 324 97 93 7-8入/5kg
イワシ 39.7 89 ↓ 107 ↑ 北海道 － 864 432 162 125 76 130-150g/尾
スルメイカ 20.7 94 ↓ 125 ↑ 青森 － 864 622 432 105 84 25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.9 78 ↓ 54 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 3.7 60 ↓ 62 ↓ 北海道 生 9,720 6,372 5,400 257 174 -
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 7.7 101 ↑ 84 ↓ 北海道 マ 864 - 216 - - -
宮城ほか マコ 864 - 216 - - -
北海道 アカ 972 - 432 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 432 - 324 - - -
ハマチ 8.8 90 ↓ 52 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 14.4 82 ↓ 64 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 3.9 93 ↓ 72 ↓ 青森ほか 生 810 - 540 100 150 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 57.7 85 ↓ 115 ↑ 宮城 － 1,296 378 216 78 85 2.5kg/尾
キンメダイ 12.6 65 ↓ 114 ↑ 東京ほか － 3,240 1,490 972 104 88 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２６日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１０％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２１日（金）週末に入ったが、買い気は振るわなかった。サバはやや値を上げたが、メジは弱保合で、相場全体では小動き。２２日（土）週末の取引だがウナギ人気に押され、買い気は低調。サバやイワシが強保合だったのに対し、アジは弱保合で、相場全体では小動き。２４日（月）前開市日と同様に、引き合いは弱め。アジやイワシが１割上伸した反面、サバやカツオが１－３割値を下げたこともあり、相場全体では高安まちまち。２５日（火）土用の丑当日で、入荷は減ったが買い気は低調。しかしイワシやカツオが１－３割値を上げて、相場全体では強保合。２７日（木）休市明けで、買い気は上向いた。スルメイカやブリ、メジが保合で、相場全体では小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型ともに長崎主体に入荷、数量は前週に比べ７％減少し、価格は中型が約１割安、中小型は２割弱安。サバは宮城、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１５％減少し、価格はわずかに値を下げた。イワシは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１１％減少し、価格は２．５割高。スルメイカは青森主体に入荷、数量は前週に比べ６％減少し、価格は０．５割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ１５％減少し、価格は約２．２割安。サンマは北海道産が入荷、数量は前週に比べ４０％減少し、価格は入荷が安定しないこともあり、約２．５倍高となった。