水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年9月2週 (9月8日～9月14日） 前年同期 （9月9日～9月15日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,325 703 220 403
　前　　　 週 　　　比 （％） 103 117 76 100
　前　年　同　期　比 （％） 92 95 77 95


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.4 108 ↑ 107 ↑ 各地 生 21,600 5,276 1,620 98 91 -
海外 生 5,400 3,594 2,160 97 108 -
メバチ 57.7 99 ↓ 89 ↓ 各地* 冷凍 3,780 1,227 1,026 100 123 -
アジ 52.5 111 ↑ 91 ↓ 長崎 中 864 518 324 96 123 150-170g/尾
島根ほか 中小 648 475 324 112 122 110-120g/尾
サバ 31.1 133 ↑ 106 ↑ 長崎 － 1,512 363 173 81 49 8-10入/5kg
イワシ 45.3 125 ↑ 231 ↑ 北海道 － 1,890 346 162 99 65 110-130g/尾
スルメイカ 24.6 124 ↑ 157 ↑ 青森 － 1,080 683 540 99 93 20-25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 1.9 63 ↓ 43 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 44.8 69 ↓ 43 ↓ 北海道 生 4,320 1,944 864 214 217 30入/4kg
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 11.8 182 ↑ 200 ↑ 北海道 マ 648 - 216 - - -
宮城ほか マコ 1,404 - 216 - - -
北海道 アカ 1,296 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 324 - - -
ハマチ 10.8 120 ↑ 67 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 22.6 85 ↓ 87 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 8.5 133 ↑ 109 ↑ 青森ほか 生 1,188 756 540 100 100 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 38.3 105 ↑ 60 ↓ 宮城 － 1,620 659 324 103 244 2.5-3kg/尾
キンメダイ 6.3 119 ↑ 102 ↑ 東京ほか － 4,320 2,225 1,080 108 100 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は１３日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１７％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、８日（金）週末に入り、天気も回復したことで買い気は上向いた。しかしサバが１－２割、イワシがやや値を下げ、相場全体では軟調。９日（土）休み前だが、高値疲れから売れ行きは今一つ。さらにサバやスルメイカ、カツオもやや値を下げ、相場全体では弱保合。１１日（月）週明けだが、買い気は今一つ。またイワシとカツオが１－２割、アジとメジがやや値を下げ、相場全体では小安い。１２日（火）休市前だが、買い気は依然低調だった。イワシが前日のほぼ倍値に反発したのに対して、アジやサンマが１－２割値を下げ、相場全体では高安まちまち。１４日（木）休市明けだが、入荷が増えて買い気は低調。スルメイカが１－２割、サバが３－５割上伸したのに対して、イワシが半値以下に急反落するなど、相場全体では引き続き高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が島根・和歌山主体に入荷、前週に比べ数量は１１％増加し、価格は中型が約０．５割安、中小型は１割強高。サバは長崎主体に入荷、前週に比べ数量は３３％増加し、価格は約２割安。イワシは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は２５％増加し、価格はほぼ変わらず。スルメイカは青森主体に入荷、前週に比べ数量は２４％増加し、価格はほぼ変わらず。カツオは宮城主体に入荷、前週に比べ数量は５％増加し、価格はわずかに上昇した。生サンマは北海道主体に入荷、入荷が安定せず、前週に比べ価格は約２．１倍高となった。